白んだ月/
ホロウ・シカエルボク
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
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ryinx
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アラガイs
一人称で描かれる物語はどうしてもイメージが弱くなり我々と作者(語り手)との間には見えない境界線が敷かれてしまう。そこが難点でしょうね。語られる冒頭からの表現には文句のつけようもない。これはさすがです。夢は銃弾の形をしていた。~月は高く上り、いまでは肺病のように白くなっている。そしてやはりオチがある。この挿入が意識と無意識の世界で交錯する夢物語と読んでも魔術的にリアリズムは感じられてくるのです。夢物語だろうと現実だろうと結局は嘘の世界なんだからどう読まれようとも知ったこっちゃないわ。なんて言われたら元も子もないでしょう。語り手イコール作者ではメッセージ性が強くなってしまう。長い語りですが、たぶん時間にすれば一瞬の出来事を切り取っている様子です。ならばここに登場するランボーは一体何者なんだ。これが重要なテーマにならないと、読み手は白い月に酔ってしまう。夢のまた夢イコール現実と非現実。やり方はあるとそう感じました。
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誤字修正。原因は、くもりガラスの、眼鏡だよ
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だね、確かに境界線はある。だから僕が最初に書き込みした境界線が開かれてしまう。これが正解だったのでした。つい、普通に読み直して、あら?としてしまいましたよ。笑。訂正します。
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誰だって同じ経験をするかも? いやだ!。ボクならまだ魚釣りをする。
---2023/09/06 06:11追記---
---2023/09/06 08:20追記---
作者より:
〇ryinxさん、ありがとう。
〇アラガイsさん
書き手と読み手の境界線は作風を問わず常に存在するものでは…という気もします。
ランボーはもちろんスタローンではなく、わたしでもあり他の誰かでもある。
誰だってこの男と同じ悲劇を経験する可能性がある。
そういう感触が書いている途中からわりとはっきり生まれたので、こういうかたちとなりました。
---2023/09/13 21:51追記---
なんだっけ、あの映画、ウィルスミスのアレ…
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