霧雨のなかの幽霊は/朧月夜
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- ひだかたけし 
失った愛を貫く者、のことでしょうか?
- こたきひろし 
が。
から始まるなんて、いいですね。
幽霊の存在に命を吹き込むって、変だけど、強く感じました。

が。から始める事によって、その前に隠されたのは何かと好奇心を駆り立てられました。
なんだか、読んでいる内に、幽霊が生き霊のようにさ迷いだして、切ない思いになりました。
あくまで私の個人的な感想です。
作者さんの意図からはずれているかもしれないです。
- 空丸 
 
作者より:
ポイントとコメントをありがとうございます。

>ひだかたけし様

イメージとしては、愛されながら若くして亡くなった女性が
永遠の時間をかけて、愛する人のところにたどりつく、といった感じになります。

>こたきひろし様

生きている間には気づかなかった愛に目覚めることで形になったのかもしれませんし、
そこらへんは読者の想像力にまかせたいです。

>森田拓也様

こんばんは。
この詩には一つトリックがあって、””内のセリフは、
話者でも幽霊でもない第三者の言葉なんですね。
話者はそれを先取りしたり、反復したりしていて。
そうした第三者の意識や無意識によって、
「幽霊」という一つの形がよりはっきりと出来上がっている、
というのを表現したいと思いました。
歩いている幽霊が逆に「沈黙的、静寂的」であるのは、
そうした動的な第三者との対比によっているのかもしれません。

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