夏の夜の願い/由比良 倖
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 石村 
- 羽衣なつの 
ずいぶん前に読んだ、中原中也の詩の口調に似ている、と思いました。
でもこれは、"似せた"のではなく、"似た"のだと思います。こころのうごきが。
 
作者より:
>羽衣なつのさん

ありがとうございます。僕は中原中也が本当に好きで、だから、そう仰って頂けることを、
たいへん嬉しく思います。
この詩は、一度に書き下した詩を(1)と(2)に分けました。
(2)を書くときに、ふと中也の詩の一節を思い出していて、
「何かが 降ってくるのを 大真面目に待っています」の箇所は、明確に、
中原中也の『不気味な悲鳴』という詩の
「かくて僕は天から何かの恵みが降って来ることを切望した。
 而もはや、それは僕として勝手な願いではなかった。
 僕は真面目に天から何かが降って来ることを願った。
 それが、ほんの些細なものだろうが、それは構う所でなかった。」
を思い出しつつ、書いています。
だから、中也の真似だ、と言われれば、強く否定することが出来ません。
でも、口調は、真似るつもりはありませんでした。
寧ろ、この頃よく読んでいる萩原朔太郎の影響が出ているような気がしていました。

中原中也の文体を、少しでも身に付けたいと願い、
彼の心に、少しでも近付きたい、と思って生きてきました。

本当に、ありがとうございます。

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