死体の頭を数えて、永らえた今日を。/ホロウ・シカエルボク
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- アラガイs 

エレナのような女性をいつまでも慕い続ける。その胸に秘めた想い。男性ならば誰にだって経験のある悲しくも切ない恋物語さ。
アリタリア航空のファーストクラスに腰かけて、夢物語に魅せられたのは監督のジョゼッペ。途切れたままの針が教会の鐘のように過るんだろうモリコーネのメロディーが。ジャックは見事に中年期を演じた。シチリアの青い海が光を浴びてきらきらと輝いた村。やさしかった技師アルフレートのもとで映画館に通いつめた少年トト。都会への憧れと、戸惑う影を背に引き連れたまま村を出てゆく青年サルヴァトーレ。目映い彩りが白と黒でスクリーンに映し出される残像。そうだよ、あの姿はまさにきみ自身の姿だったんだ。MR.ホロウよ。

 
作者より:
>アラガイさん

その映画、観たくなってきちゃったよ(笑)
DVD買ってこようかな~。

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