作者より:
松岡さん、るるりらさん、鵜飼さん、金子さん、乾さん、エミコさん(ポッキーはぶったてるためにあるのさ)、梅昆布茶さん(スカイスクレーパーバンド(仮)ぜひ!ベースにはあてがあります♪)水口さん、ヒガラさん、無月野さん、こうださん、ポイント&コメントありがとうございました!
十六夜さん、れたすたれすさん、わらわさん、宣井さん、こひもともひこさん、イナエさん、草葉さん、瑞海さん、北大路さん、ポイント&コメントありがとうございました!
野村喜和夫氏の選評をば。
阿ト作品のテーマは何でしょう。冬? いや、「冬」という言葉も含めた言葉そのものかもしれません。ふつうはテーマを運ぶものが言葉で、それは黒子みたいな存在なのに、その黒子が舞台の全面に出て、自分を演じ始めているといった趣です。「不機嫌を改行」とか、「すれちがうことをおきざり」とか、ふつうありえないことばの組合せですが、言葉が自分を演じていると考えると、がぜん面白みがわかってきますね。そうしてラスト、「わたしはきみのすきでいる」という摩訶不思議な語法にいたります。「わたしはきみがすきだ」でも「わたしはきみにすかれている」でもない、どこまでも「わたしはきみのすきでいる」。ナンセンスとすれすれの、言葉の自律と自由です。