ふたつの終焉/葉leaf
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- Lucy 
充分に選びぬかれ、研ぎ澄まされた言葉と言葉がスパークするような、熟成された輝きを放つのを心地よく感じながら、ぐいぐいと惹き付けられ読ませていただきました。読解力不足ながら、率直な印象を述べさせていただきますと、1部と2部に別れている構成ではありますが、1部の完成度が高いだけに、2は切り離して別な作品としたほうが、より一層1の輝きが増すのではないかという気がいたしました。要は個人的な好みとして、1の方が好き、という程度の話ですので、どうかお聞き流しください。素晴らしい作品をありがとうございました。
- アラガイs 
読み手を惹き付ける工夫というのはときには対極に位置するもの。それは午後の鐘が知らせるように辛辣でもあるのです。



あまりにそっけないので、少し解説を加えます。

この二つの文を相対的な観念論で捉えるならば、作者が記述している天井と地上との交わり。これは場を形成する上での時間と空間を超えた存在論ということになります。これを形而上的な哲学で主観的に捉えたならば、その相対性を座す認識とは、さしずめ実在的宇宙科学を対象とする理論物理学でしょうか。一方で観念的な意識を客観的に捉えたならば、その存在論はどのようにもイメージできる、より偶発的な未知のリアリズムということになります。なにやらダリの絵画を思い描くようなシュールな世界観ですね。
上に上げた最初のコメントは、その差異が解りづらいという意味合いですが、もちろんこれを間テクスト的に硬く解釈されたなら、ディスクールに虚構された世界の構築は、純粋に意味の生成を含み示唆する行為だとは思われます。




- こひもともひこ 
- さわ田マヨネ 

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