海の家/peau
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 乱太郎 
- 宣井龍人 
こんにちは。aが好きです。
- 梅昆布茶 
- 砂煙 
- 月乃助 
- 北大路京介 
- ただのみきや 
- 壮佑 
- nonya 
- 花形新次 
表題は海の家だが、勿論逗子海岸で焼きそば食っている訳じゃない。おそらくは海辺に建つ家、ひょっとしたら療養所のような場所かもしれない。生まれない家族というのだから、何らかの理由で堕胎しなければならなかった女性だろう。洗い流すや愛を知らない少女に戻るということは、愛してた人に裏切られたとも読める。女性の無邪気な振る舞いを見ると気が触れてしまっているのかもしれない。女性に付き添っている作者がその情景を描いた詩だ。テーマだけ見ると非常に重たい詩になりそうだが、澱みのない文章と透明感のある比喩がそうさせていない。女性を見る作者の視線が全てを受け入れた優しいものだからだ。

- 乾 加津也 
- るるりら 
 
作者より:
たくさんポイントいただいてしまって恐縮です。

宣井 龍人さん
momentさん
拙作への感想ありがとうございました。

---2012/09/10 06:13追記---
花形新次さんへ
コメントありがとうございます。
花形さんからコメントもらえると思っていなかったので驚きました。
タイトルの『海の家』は、母なる海、帰る場所という意味と、写真家の海野和男さんという方の虫(かけがえのない小さな美しいもの)を愛でる優しい眼差しをおかりできたらなあという思いで付けました。
一応“回帰”というテーマがあったんですが、筆力足らずで巧く伝わらずすみません。
堕胎した女性がモデルというご指摘はその通りで、母になれなかった女性が、大人になれなかった子を想ううちに、母から女、女から少女へと後退していき、最後は母なる海へ帰ってしまう。
一度無に還して、また再生する為の過程として書きました。

訂正履歴:
似ているフレーズを見つけたので、bをやや修正。盗んだとかケチ付けられるのも嫌なので…12-7-24 9:45

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