作者より：

＞まみさんへ。

確かに略す方が便利ですし、それで伝わる人名や言葉も多く存在しているのは、ぼくも重々に承知です。略するのが、嫌いなものや人物なら構わないと想いますが、好きなものや敬意を払う人物を略されるのは、お辞めになった方が良いと想います。オスカー・ワイルド氏の残された言葉は知りませんでしたが、推測も推測ですが、氏はぼくと同じことを想われていたのかも知れません。
＞泡沫恋歌さんへ。

仰る通り、ミスター・マイルス・デイヴィスのことです。怖らくですが、泡沫恋歌さんの聴きに行かれた公演は東京と大阪の違いだけで同じものだったろうと想います。彼が足を引き摺りだしたのは、仰る通りのことが理由です。その為、数年、彼は音楽との関わり合いを辞めていましたが、不死鳥の如く甦った時には、またしても新しい音楽を聴かせて貰いました。同じ公演を場所こそ違え、観た方に出逢えることはとても幸せなことです。その新宿での公演には、泉谷しげる氏も行かれた様で、マイルスが滅多に吹かないラッパを舞台の床に向かって吹いた音を聴いたとき、ぼくと同様、自分が吹っ飛ばされる感覚を抱いた、とどこかのTV番組で仰っておられました。ぼくは、フォーク・ソングは不得手な分野ですが、その言葉を聴いて以来、氏を認める様になりました。