ボクのマスターベーション(2) オルフェーヴルについて/花形新次
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- シャドウ ウィックフェロー 
こんにちは、初めまして。ダイシンボルガードは、40年以上前のダービー馬ですから、さすがに私も知りません。でもスタートで一番人気のタカツバキが落馬し、ゴールでは担当の厩務員が「俺の馬だ!」と叫びながら馬場へ乱入したのは、伝説として知っています。
私が競馬を知ったのは、ハイセイコーからで、愛読書は寺山修司の競馬エッセイでした。花形さんの文章を読み、その中の馬敗れて草原あり、にあるタカライジンのエピソードを思い出しました。中山大障害を三連覇したフジノオーの影で、三連続二着したタカライジンの話しです。その三年目、寺山はタカライジンのファンでしたが、フジノオーで堅いとみて単勝を買おうとします。心と財布は別物よ、というわけです。でも直前になって迷います。これまでタカライジンに惚れて損もしてきたけれど、もし今ほんの僅かな利回り欲しさに彼を裏切って、その栄光に泥を塗るようなことになったら…そう考えるとタカライジンを買わずにいられなくなり、有り金全部をその単勝に入れたのです。
レースは完全なマッチレースとなり、二頭はまるでコインの裏表の様に、ぴったりと重なって併走し続けます。しかし、やがて一頭が競り負けて、僅かに遅れだします。それはタカライジンでした。寺山は、火傷するような絶望のなかで、えもいわれぬ快感のわくのを感じます。それは、起こるべきことが起こった、という感じでした…。
この純愛に殉じるような、一種マゾヒスティックな姿勢は、花形さんの創作にどこか通じるものがあると思います。
コメントに長々と書き連ねてしまい、どうも失礼しました〜
- subaru★ 
『オルフェーヴル』は良く耳にします。この馬は何か持ってる馬なんでしょうね!昔は船橋法典とか通ってた時期がありましたが、
今は、たまにG1を買うくらいです。久し振りにJRAにお布施するかな(苦笑)
個人的にはシービー、ビワハヤヒデ、ライスシャワー、クロフネが好きでした。
あ、親父はハイセイコー好きで、ハイセイコー以外は鞍上・増沢の馬を買ってたのを、幼少だった私は記憶します(親父から色々とレクチャーしてもらいました。)

競馬の存在を知るようになったのは、あのテンポイント事件でした。なんとか助けたいと言う気持ちが報われず、今でも忘れずに憶えています。
持ってる馬は裏街道よりも陽の当たるターフやダートを走ってる姿がみたいな!って相場では思うけど、花形さんの気持ちも分かるような気がします。



 
作者より:
シャドウ ウィックフェローさん

ありがとうございます。
僕も競馬はハイセイコーからです。
ダイシンボルガードについては、
歴代ダービー馬を順に言っていくと、そのぐらいからちょっと曖昧になってくるという意味でして。リアルタイムでは知らないんです。
寺山は、僕もめちゃめちゃ影響を受けておりまして、もちろんタカライジンについての文章も大好きです。一番好きなのは、やっぱりキーストンについてのかな。
というわけで、文章中に自分の詩歌を挿入するとか影響モロダシで、分かる人から見れば、ほんとショーモないと言いますか、恥ずかしい限りです。 

---2011/10/20 18:38追記---
subaru★さん

ありがとうございます。
ミスターシービーは寺山関係の集大成とも言うべき馬で
僕ももちろん好きでした。
テンポイントやライスシャワーは名前も姿も美しい馬で
どこか悲劇的な匂いがして、好きだったんですが・・・・まさかね・・・。

それと、僕もお父上とまったく同じ理由で、増沢騎乗の馬ばかり応援していた時期がありました。あとハイセイコーと同じ、白地に紫色の袖の勝負服の馬(つまりホースマンクラブの馬)や白いメンコの馬も。その頃僕は小学校の低学年でした。








訂正履歴:
題名変更11-10-20 17:03

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