作者より:
”階段状の夢の途方の彼方”に何を置くのか非常に悩み「純」としました。
お読みくださったみなさま、ありがとうございます。
為平 澪さま
コメントありがとうございます^^
まだまだ浅慮ではありますが、
ゆっくりと時間をかけて真摯に取り組み、「深さ」をみつめていきたいです。
竹中えんさま
コメントありがとうございます。
塚本邦雄氏の現代自由詩はまだ読んでいませんが短歌を今読んでいます。
カリグラム、「死の核を繞るイリスの三首」の完全な美に深く感銘を受けました。
ほかに影響を受けたといえば、アポリネールの「雨が降る」の不規則な文字の並びに
心象の動きを感じ、この作品では三角形の一辺を綺麗な直線にせず、
有機的な印象を与える歪んだ線にしたり、線を断絶させることで、自画像のような形を表してみたかったです。(表しきれてませんが・苦笑)
Cloudy Bayさま
コメントありがとうございます。
実験的に色々とりいれてみたのですが、結果的には
自分の内面がよくあらわれたような気がします。
コメント下さった皆様、本当にありがとうございます。
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以下、自己満足な補足とメモです、すみません。
はじめ、三角形の三つの点に『純』をおいてみたのですが、
違和感があり、2つの点に『純』を、残りの一つの点を
「、」にすることで、未熟で不完全で閉じてない世界を表したいと思いました。
鏡(夢)に対して、垂直にこの三角形をうつすことで、歪な正三角形(自画像)が
完成するように90度、30度、60度の三角形をイメージして書きました。
最終行は三角形の夢の外に位置する夢です。
以下、ウィトゲンシュタイン 〜「私」は消去できるか 入不二基義著 から引用
『三角形や四角形の「角」の数をだんだん増やして何千角形何方角形……をつくると
円に近づいていく。「角」が無限に多くなることは、「角」が無くなることに等しいのである』