トーキョー/10min./石畑由紀子
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 笹子ゆら 
- 望月 ゆき 
- rabbitfighter 
- kauzak 
- umineko 
その場所で
- 小川 葉 
石畑さん、はじめまして。
僕は東北生まれで東北在住なのですが、
なんていうか、トーキョー。
現実感のない街です。今でも。
田舎で暮らせば暮らすほど、トーキョーに対する妄想や、
イマジネーションが増していって、
そんなふうに、現実のトーキョーは、田舎者の妄想によって、
輪郭をなしているのかもしれない、なんて思うことがあります。
iTunesで、音楽のジャンルをまとめる際に「トーキョー」というフォルダがあります。
邦楽洋楽問わずに、少し湿っていて、洗練されていて、
トーキョーのことなどほとんどしらないはずなのに、これがトーキョーなんだべなあ、と決めつけて分類しています。
先日トーキョーに10年ぶりくらいで行きましたが(仕事で)やっぱり僕が決めつけているトーキョーが、トーキョーとして、あったように思います。
トーキョーを知らないほど、トーキョーは、トーキョーなのだと思います。
長くてすみません。それでは。
---2008/07/30 00:20追記---
- あおば 
- DRA 
- 太郎本人 
- 長谷川智子 
- 池中茉莉花 
- RT 
- 吉田ぐんじょう 
- ふるる 
異質なものを受け入れる葛藤というものを、感じました
- norif 
- 大村 浩一 
- mizu K 
- 草野大悟 
卵から雛が
ドロドロと
でてくる風景を
連想。
- さわ田マヨネ 
- beebee 
- ルナク 
- リヅ 
(ありましたね、西荻窪で。駅前に消防車が三台と、パトカーが二台と、救急車が一台止まっていました)
(この詩に流れる空気が好きです)
- 鈴木もとこ 
石畑さん。
あなたの湿度ある暖かさに触れさせてくれてありがとう。
風が吹いているのを感じさせてくれて。
また今夜も人身事故があったけれど、慣れ過ぎないように
今日もがんばって生きてます。
- 松岡宮 
東京の詩ってのは自分は住んでいるせいもあってなかなか新鮮な言葉がかけません。
旅人からの視点は新鮮さがあるんだなと感じます。
どんな場所でも、長くいると最初に感じた違和感のようなものが消えてしまうことが不思議ですね。地域に限らず、会社とか、職種でも。
- 服部 剛 



- 北大路京介 
- 《81》柴田望 
- 夏野雨 
- おっぱでちゅっぱ。 
- 野澤 尚也 
 
作者より:
サンクス。敬称略。
鈴木もとこ
馬野幹『金(キム)』http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=62375

 * * *

・uminekoさん
うん。この場所で。


・小川さん
はじめまして。本当、そうですよね >トーキョーを知らないほど、トーキョーはトーキョー
私はここ7年ほど、人に会う旅として年に1〜2回は東京に足を運んでいるんですが、人の生身を感じることはあっても、それを包む東京という街自体の生身にはなかなか出会えず、トーキョーは私にとってどこまでもトーキョーというカタカナ表記の街でしかありませんでした。それが今回、2年ぶりに足を運びこのエピソードに遭遇したことで、記号化されたトーキョーと生身の東京が急に切実なうねりをあげて私になだれ込んできたんです。だからこれはどうしても、書き残しておきたかった。
小川さん、メッセージをありがとう。


・石川さん
数年ぶりに、このような饒舌な詩を書きなぐりました。感じてくださって。感謝。


・リヅさん
西荻窪、居合わせてらしたんですね。あれからも幾度となく同じような光景が東京にあっただろうとおもいます。空気、感じてくださってありがとう。


・もとこさん
この詩は、あの日もとこさんとの会話がなければきっと存在しませんでした。あの日とは別の出来事として八王子のエピソードを基に書き残すとしても、まったく別の形になってたとおもいます。私こそ、ありがとう。
トーキョーも東京も、北海道もさ、それぞれしんどい。けど。生き残り続けていこう。


・松岡さん
今回の上京で、東京はトーキョーという隙のないメイクを施したまま、しかしとても切実な呻きをあげているようにもおもえました。何度足を運んでも旅人以上にはなれない私だけど、この呻きを聞いた者としてどうしても書いておかなければ、と。
適応も、命あるものが生きてゆくための知恵なのですよね。それがかなしい方向に伸びてゆくとしても。
適応できなかった人びとの呻きをも内包しているのが、トーキョーという街なのかもしれません。
松岡さん、コメントいただけて嬉しいです。ありがとうございます。

訂正履歴:
一行 微調整08-7-30 22:57
抜けていた12行目を追加08-7-30 1:42

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