作者より：

　昨秋訪れた、夕張の事を描きました。
　財政破綻したと言っても行政がそうなっただけで、別に廃墟になってし
まった訳でも何でもなく、町の人の暮らしは静かに続いています。映画祭
も限定的ながら再開されたり、不思議な光明はまだあるのです。過剰な思
い入れを語る人も多いのですが、私は敢えて客観しました。

　作品については朗読を重ねながら手直しをしていったので、聞いた事の
ある方も多いと思います。普段は足踏みで拍子を取りながら朗読していま
す。ラップと素読みの合いの子みたいな、ぬえのような作品ですが、敢え
てこういう聴かせ方をしています。

　平和砿は夕張のなかで戦中に改名・再開された炭坑です。
「平和砿」でGoogle検索をかけると、いくつか往時の面影を偲べる写真が
出てきましたので、観てみて下さい。
http://motor.geocities.jp/mitukoubus/special/1982y/index.html#top
http://www011.upp.so-net.ne.jp/ichiro16/main/bari/heiwa.html

大理　奔　（たりぽん）さん、rabbitfighterさん、　
ひよりさん、ジム・プリマスさん、渡部雅士さん、
ともさん、渡　ひろこさん、あおばさん、とものさん、
風渚　凛さん、るるりらさん、モリマサ公さん、
西日 茜さん、noriさん、豊島ケイトウさん、
緑川　ぴのさん、Youさん、まおんさん、reonさん、
服部　剛さん、ルナクさん、 北大路 京介さん、
乱太郎さん、七尾きよしさん、beebeeさん、文月悠光さん、
瀬田行生さん、
　ポイント下さった皆さん、ありがとうございます。

久和さん、コメントありがとうございます。

文月悠光さん
>高1の春の宿泊学習が夕張でした。
>人も車も見かけることのない、
>不思議なところでした。
>正直、小樽とかに行きたかったです。


若い時に行きたい所じゃないですよね、廃都というのは。
けれど時間が経つにつれて、消え去った人の痕跡にじわりと感じてしまう。
高校時代に、模型趣味が嵩じてローカル線廻りをしました。あの頃に感じた
ものが、いま詩を書くときに随分と役に立っているように思っています。

---2009/01/07 20:24追記---