快速処方箋/ただのみきや
まーつんさんのコメント
ちょっと心配になるくらい才気に溢れてます。
風刺は読み手に笑いを求めますが、
字面の向こうに透けて見える語り手の顔には、険しい表情が浮かんでいました。
そこに荒ぶる悲しみや怒りを読み取ってしまい、笑うに笑えません(悪気で言っているのではないですよ)。
それ程救いがたい世の有様という事なのでしょうか。
優れた表現の痛快さよりも、書き手への痛ましさが先に立ち、
見えすぎてしまう目を持つ詩人の、苦しみを感じました。