千曲川−夏ー/……とある蛙
乾 加津也さんのコメント
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後でコメントを書かせていただきます。(^-^)
---2013/08/21 12:03追記---
風、空、山、川の夏の色彩(青)は人知の及ばぬ自然の懐を思わせ
その前には、過去の戦火や個の懺悔などは吹き抜ける風にも満たない
いにしえからの真実とはいえ、ここに確かな爪あとを残したくもなる
そして最後の連
人の世の愚かさ、自らの生と対峙するところの怒り(のようなもの?)が、自然への畏敬の念とともに、どこまでも静かに、芳醇な香りに誘い込むかのように、話者の思いの丈としてさりげなく置かれる

 だが、一時の目眩を感じ
 風に覚醒される夏の
 八幡原

この「一時」の長さはどれほどのものだろう
日本史を髣髴とさせる(眼前の千曲川のように)悠久の鉛のような「一時」であった

とか、書いてみました。失礼の段はお許しを。

(小諸なる古城のほとり・・・読みたくなりました)