苺/山中 烏流
ゴースト(無月野青馬)さんのコメント
先程鑑賞させて頂きました。
題名からして印象的な、作者もきっと詩を書くのが楽しかっただろうと想像します。
僕はこの詩は最初から三連目の*あまおうの途中まで、良いと思いました。しかし、三連目のいつのときも〜以降何かが足りない気がしました。
具体的に僕は、全体で五連ある詩にして、三連目と最終連の間にもう一つのモチーフを入れてみたら、格段に良くなるのではないかと思いました。そして、三連目は飲み込まれてしまうでそれ以降を削り、*とちおとめの連は更に描写(乙女についてなど)を加えると、比重のバランスも良くなり、オチもつき、彩りも更に増え、苺についての理解がより深まるように思いました。
…と、色々書いてしまいましたが、僕は二連目の“切り取るならばもっと荒い方がいい”という一文を読めただけでも、この詩の価値はあると思うのでした。