ピアノフォルテ/小池房枝
小池房枝さんのコメント
自動ピアノは見ていて本当に不思議です。 ピアノそのものも不思議ですが。
ぽこぽこしてるの見てて何してるの?/鳴ってるの。なんて会話を一度してしまうと今度はひとに弾かれてるときにああ弾かれてくれてるだなんて思ってしまったり。ピアノと透明人間さんと両方にやぁと挨拶してたり。
シンセとの違い。オートマタ。プログラミング。曲ではなく演奏の再生。ミクのキーボード。中国語の部屋のように真にピアニストであるかどうかを判定するチューリングテストピアノ版。楽器の器って「うつわ」でもあるんですね。それ自身は空っぽであるがゆえに受け止めて満たされ得るもの。マントラ、マンダラ、天上の音楽。ちょっと「ワン・ゼロ」で。
ああ、今、コメント読みました。例によって自動ピアノは自動ピアノ。何の比喩でもなく最近自分の身近に見かけるそれを書き抜いてみたものですがN.Kさんが読まれたように読まれることも予想/織り込み済みではありました。
ハルヒのユキさんが人型のインターフェースであるように、また、人間の誰もがそうであるように、ピアノもまたピアノ型のインターフェースであるのだろうなと。