しょうめいたん/あらい
洗貝新さんのコメント

証明譚。或いは照明端か淡か。
天鵞絨。なんだ、ビロードのことか。めんどいな。

硬くてぶきっちょな指先でも必至になって弾いていたギター。
記憶と伴に消えていく譜面と面影。
~イメージを振り払って継ぎ足す~
わたしの中で好い詩とは返詩にイメージが浮かびあがる詩なのです。
なので、よくわからない感想を勝手気ままに述べて顰蹙を買ってしまいますが、
これもわたしの中で感想に置き換えられたイメージなのです。
語り手を通じて作者の思いが投影され伝わってくる。
そのような作品にはついつい返詩したくなる。
この作品はそれらとは少し違う。
内容的にもはっきりとした確信的な感想批評は付かない。
イメージ的にもはぐらかされるよ。渡り鳥。
それは、またそのように書かれてもいるからでしょう。
作者の中でオーバーラップする自身と時代の記憶でしょうか。
フェードイン、アウト。流れるのは映像と音楽。
そして消え去る言葉たちの記憶です。
よかですね。



---2025/11/03 13:11追記---