簡単な詩の書き方(初心者や私みたいな凡人への詩の書き方の一提言)/りつハァモニィベルさんのコメント
>空が青いのは、君のこころが美しいから
>青空は曇りなく透明で少し哀しい
>僕は青い空が大好きだ
これで終わりでは、まだ《詩》にはなっていないだろう、という違和感が残ります。
詩想(ポエジー)が弱いという事は置いておいても、〈凄く好きだ〉という思いを
詩に託すのであれば、もっと詩的な表現力がないと、子供の作文と変わりません。
もっとも現代アートを志向するなら、子供の落書きでもいいんでしょうが、ここで
提示されている方向性の感覚は、本来あるべき詩でしょうから、だとすれば、とい
うことで私もそれを受けて以下考察しています。
上記の例を《詩》に近づけるには更に、
青空に惹かれて 私の心は白い雲になる
あなたの心は いつも青空だから
広いあなたの中を 私は流れながら 想う
ふたり いつまでも ずっと澄んでいたいと
落とした涙も 白い雲になる あなたの青空のなかで
こんな感じにまではする必要があるでしょう多分。
[追伸]ー作者からのお返事を受けて(補足)ー
おっしゃるのは、あくまでご自身としては
小学生でも実践可能なレベルで示した、ということですね。
じつは私はその点に違和感があったので書いたわけです。
「小学生」ではなくて、凡人レベルの実践だな、と感じたからです。
高校生でも大学教授でも凡人は凡人レベルであって、けして
言葉の技工力は、詩にとってメインの要素ではないわけです。
内側にある精神的な要素が、自ずと言葉を創り出す筈なだけなので
そっちがメインなのです。
ですから小学1年生であっても、凡人でなければこう書くでしょう。
お空が キレイ キレイキレイキレイ
きみが キレイ キレイキレイキレイ
だって、きみが
キレイキレイキレイ だから
お空が キレイ。キレイキレイキレイ
これも無理です、というなら
「凡人の詩学」とでも題すべきです。
---2025/08/02 13:17追記---