命のすべての闘いにおいて俺が語ることは/ホロウ・シカエルボク朧月夜さんのコメント
前の投稿(いろいろと迷うことがあってポイントはつけなかったのですが)を読ませていただいたときに、「あー、オーギュスト・デュパンが高知の街中を走っている……」と思ったのですが、──高知でしたよね、違いましたっけか。こちらの詩を読んで、やはりデュパンだなあと。ポーの、と言い切ってしまって良いのか分からないのですが、たとえばポーと比較されることを不本意に感じられる、ということもあるでしょうし。ただ、ホロウさんの詩はひだかさんの詩ともども、ロック、パンク? ヘビメタ? のテイストが出てくることが多くって、まあ、「Blood」で書かれた詩だなあという感じのことは思っていたのですが、今回はまさしく「血のなかから取り出された詩」というテーマで……。まあ、それについてはわたしの読みたかった感じの詩が読めたなあ、という個人的な感想にすぎないのですが、前の投稿がマクロな宇宙について語っているのにたいして、今回はミクロな宇宙について語っているように思えて。……どうなんだろう。ここからまた下へ降りていって、さらにミクロな詩が書かれたりもするのでしょうか……。うーん、やはりポーの系譜かなあと思うのです。ボードレールのようなロマンティシズムとは、かけ離れたところで生まれている詩なのだろうな、ということは思います。