その位置: ゼロ/由比良 倖
アラガイs
さんのコメント
ゼログラビティとは実際宇宙に行って体感もできるだろう。これが脳内のゼロ空間となれば話しは別で、ああまた一人、世界は孤独の闇へ脚を踏み入れる語り手がいる。儚いかな、哀しいかな、運命の息吹を感じとる嗅覚は街を離れていく。苦しいだけの道程。作者もその一人になるのだろうか。