渡り鳥/たもつ
アラガイsさんのコメント

~のようなもの、とは上手く説明できないので~のようなものなのでしょう。 言葉を使ってイメージに描かれる詩も作者本人からしてみれば~のようなものなのです。上手く説明なんてできない。それでも我々読む側は感化されてなんとか読み取ろうと試みる。その刺激的な面白さが文芸でもあると思うのです。ここに書き込まれた蝸牛が言葉であるとしたなら、渡り鳥とは言葉で描くイメージそのものでしょう。蝸牛が雨水に流され殻だけを置き去りにして溶けていくように、書き置かれた言葉も時間とともに忘れ去られる。実際の渡り鳥は渡る季節も場所もほぼきまっている。しかしこれが言葉の渡り鳥ならば何処に帰着するのか、これは読み手次第なのです。


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