檸檬/soft_machineアラガイsさんのコメント
レモンを思い浮かべたら、それはみずみずしくて、甘酸っぱくて、汗をかいた青春の夏。ってほとんどの人がそんなふうにイメージ(僕も)しますが、このレモンはちょっと違うようですね。イメージのそこに何かある。理由。再度挑戦してみます。
---2023/04/09 15:26追記---
※
青はあんなに高いまま~この補色関係が効いてます。もう一度読んでみたのですが、たとえばわたしの亡き母親がレモンを剥くときは三杯酢を作ったりするときが思い出されます。 この詩のレモンも誰かを思い浮かべて描いたのかもしれませんね。弾けるようにみずみずしいレモンではなく、搾りこむための酸味。年老いたいまは亡き母親のこととか、誰かさん、とか、台所に置かれたレモン。その存在は語り手の気持ちを対比的に起ち上がらせて、読み手の私は感動する。作者はなかなかテクニシャンですね。そんな詩にはあと15ポイントは付けてもらいたい。作者のことは何も知らない。これは一壱読み手としての希望ですな。うん。
---2023/04/11 01:42追記---