莫大なメニュー/ホロウ・シカエルボク
朧月夜
さんのコメント
そうなんですよねえ。たやすい真実などない。ホロウ・シカエルボクさんのこのごろの詩は、詩人が見たがらない現実をつきつけてくる。生の対極はいつだって死。でも、詩人は生や死の対極に夢を見ようとする。実存主義の詩人たちもどれほど夢を見てきただろうか? この詩は大人の詩ですが、大人の残酷さは良い感じにそぎ落とされているような気がします。