『オパール』/ハァモニィベル
アラガイsさんのコメント

オパールの彩りは美しいですね。ちりばめられた耀きには引き込まれてしまう。薄くカットされた大きなモノに見とれたことがありましたが、さすがに値が高いので諦めました(笑)。宝石のタイトルで詩を書きたくなる気持ち、よくわかりますよ。しかし宝石も磨かれないとただの鉱石。遥かに遠い時間の堆積を感じます。そう考えるならば、自然の美しさに比例するものとして時間を意識しなければならない。美しさを形成するモノの対比として、埋もれ積み重る死んだモノの哀れその醜さまでも描き込まれていないと、ただ表層の文言をなぞるだけでは価値ある宝石の耀きには負けてしまうでしょう。
そのように私は感じました。
確かにこの詩にも傷痕のようなものが書き込まれてはいますが、それだけで宝石の対象とされるには物足りなさを感じます。きみや作者にもその詩を形成させた物語の歴史はあるのです。

※ べつに彼女でもないか、訂正しときます。