小説家と黒猫。/雨の音
アラガイsさんのコメント
小説家に黒猫。語りは音韻も意識され、なかなか印象に残る詩ですが、…終わりなき世界を二人だけ…どうしてこの様なオチでまとめてしまうのでしょうか。語られた内容が想起された物語の世界観であることは読めばわかります。概要をそのまま話者によって発語させてしまえばそれまでの語りが搾んでしまう。それは時空間に操作が見られないからです。語り手の書き手。直接筆者を出してきてこの物語を描いた心境を語らせるとか。どうしても落ちで終えたいならば、いろいろと工夫もできるのではないでしょうか。わたしはそう感じました。