やまいの癒やし/黒髪
アラガイsさんのコメント
冬の厳しい凍結を音に表した「ギギギギの冬」というのも聞いたことがある。たぶんご存じでしょう。冒頭からの概念は素晴らしい。 しかし黒髪さんの後半はたいてい吐露に終わる。これはまさに手癖とも言える。あなた自身の奥底に潜むもの。あなたは教訓的としてこれを自身に向けて吐いているだけだ。何故投げかけようとしないのか。このような吐露こそ実は深く隠蔽され言葉を駆使しながら深層の表出を促すもの。あらゆる感覚を刺激し観念として作用された空漠の境界。そして感情。それこそが芸術へと昇華された詩であろうと思う。