空の向こうに/ハァモニィベル
アラガイs
さんのコメント
一羽のウサギなんて気にはしない。どうせ夢のなかでカメと空を駆け巡るのだろう。それよりも象徴的に挿入されたエメラルド色の湖の必然性が気になります。北米大陸にもチワワ砂漠というセレナイト(石膏)から出来上がった真っ白な砂地帯がある。(イソップが空の向こうに落としてしまった…)この終連などを読んでみると、架空に描かれたこの寓話がたとえ現実であったとしても、出来上がった物語のすべてに於いて、必然性などは存在しないと云うことなのだろうか。