【批評祭参加作品】レビューを書かない7つの理由/露崎小川 葉さんのコメント
現代人的にやるレビュー(主観)と、
古代人的にやる批評(客観)があると思うのです。
詩壇という立場にいる人は、宿命として、
後者をやらざるをえないし、
そこに属していない人は、前者として、
その時代だけの主観を晒していれば良いだけです。
つまり、歴史にこだわるか否かという一点において、
それはポエムなのか現代詩なのかが別れているのだとは思うけど、
そんなことはいつの時代にもあったことだと思うし、
レビューという視点も、批評という視点も、
歴史にこだわるか否かなのだから、
好きにやればと思うことも多いです。
歴史から剥離したレビューさえも、
歴史に残る可能性もあるのですから、
そういうところをとっぱらいながらも、
歴史を牽制していくというバランス感覚が、
今の詩人および現代人には、
大切なことなのかもしれません、と、
言葉をにごすしかない、現状もまたありなので、
ツユサキさんには、ツユサキが思ったとおりのことを、
やってもらいたい。
あの時こうしていれば、という後悔が、
なによりも人生にとってマイナスなのだから。