川柳を誤解してた/ふるる
古月さんのコメント
「私性」と「私事(わたくしごと)」の差ですね。
ふるるさんが忌避なさるのは、後者でしょう。僕もそうした私小説めいたものには、生臭いものを感じてしまいますね。
現代俳句と現代川柳が接近しているのは、ともにこの「私性」を描きだす文芸だからなんですが、その捉え方にはまた違いがあるようで、それも難しいところです。
---2010/06/22 18:22追記---
俳人のあざ蓉子さんが「情を出しすぎない」ということを仰っておられますが、「私性」と「私事」の差は、過度の感傷ではないかと思うんです。
現代俳句にせよ、現代川柳にせよ、「私はこう思った」ではなく、「私が思ったことを比喩的に写生する」であってほしく思います。