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思い出すのは
赤いクレヨン
無造作に引かれた線は
僕の手の上を通る曲線
覚えているのは
ピンクのリボンと
悪戯な君の笑顔
切り揃えられた髪には天使の輪
小 ....
片手のナイフは今日も光ってる
昨日のサーカス団の幻影を追って
赤いテントの中に入れども
その中には小象が一匹残っているだけで
置いていかれたのだろう
少しだけ鼻を揺らし ....
あの頃
全ての流れ星を追いかけていた
水田に映し出される蒼い蒼い光の粒が
幾千もの時を越えて堕ちてくるのなら
山も川も空も海さえもそれを歓迎するだろう
光の螺旋を仰ぐ時
足元 ....