すべてのおすすめ
【閂は開かれる】
閉ざされた記憶の門のかんぬきが
思いがけない方法で開かれることを 私は知った
たとえば 少女の髪にあったリボンが
ほどかれた瞬間に急に大人び
何かを失ったかのような遠い ....
【そいつのまえでは おんなのこ】
あの子にあったのは 友達三人で小旅行をしていたときだった。私には 遠距離恋愛中の彼が居て、そうそう彼には会えないので 大抵の週末は友達夫婦と過ごしてい ....
おびただしい雫という雫が
都市と都市の間で あらゆる物と物の間で
たがいに伴を呼ぶ
満月のような視座で みえないその糸に命を与えようとしている男のポエジは
蜘蛛の意図のよう
雫と雫がつながり ....
【大草原の星の王子様】
いつしか はだかになれない自負が
少年を呼び寄せたのだろうか
ひつじの絵を書いてと言われて
ツノを書いてしまった
ダメじゃんぼくの星で おじさんの思い ....
水溶性キネマ
記憶の階段を一段一段昇るたびに
潮のように満ちてくる
おじぃちゃんの机のうえには
馬の毛
たぬきの毛
頬にやわらかいリスの毛
お米にも描けそな ....
【見えない力】
桜の葉が
秋の雨に打たれて
石畳や道は艶めいている
やがて すべての葉は落ちてしまうのだろう
しんやりとした風に心を寄せると
桜の匂いがした
たとえ花はなくとも桜 ....
彼女の名は、るーしー。
る の 文字の書き順で 自分の頭のネジを
くぃと回すと、しーと、清いものが流れる
彼女の姿は、蛇口
流転の物語の筋道を たくわえていて
ひつようなだ ....
ミツビシに勤めているのに みつひしと云う父が
三つ菱形があるから、三菱
そんなことを教えてくれたのは、やっぱり
みつひしだったからなんだな
カッターナイフを ぽきん
「これが ひしがた ....
ほんとうの話を 書こうか書くまいか
かくまうのはやめて お書きなさいな
夜空に 月ひとつ
鱗雲に埋もれつつ 虹彩を放つ
大地を踏みしめて
月と私は空を挟んで共にある
驟雨の ....
青春のシュンが、しゅんしゅん音をたてて回り
琉球あさがおの青さのように またたまくに開き
葛藤に締め付けられては 青くほどける蕾の思いは、 この
はちきれんばかりに鼓動している濡れた髪の ....
以前、【節分祭】【雛祭り】という
ポイントなしの レスを できるだけ多くのかたつけさせていただこうという
企画をやらせていただきました。
節分祭、雛祭り いずれも クレームをいただくこともな ....
【たまきはる】
珠さんが きはりましたのや
珠のような肌のお方でしてな
おおけな光の珠のようでしたな
魂というものに あたたかみというのが
あるのでしたら きっと夕日のよう ....
そらが ぬけて
やまが 切り取られたかのように くっきり
やまぎわの空はしろく 天頂は限りがない
あきいろの あかねは
だ円のつぶらな目で ぬけたそらをみている
なんて ....
【あたらしい一日】
ところで
どこともなく金木犀の香りがして
新しい季節の梢で すずむしが
昨日より すこしスローな音色の 今日を謳う
ところてんしきに
としごろてきに ....
わたしはピアノなのだろうか
誰かが
わたしの蓋が開けたら 喜ぶだろう日に
開け放たれたの
なのに あなたったら こころが ふらっとにのっちゃって
わたしをメゾピアノにもさせないで
わた ....
【また きます】
「雨が降り始めましたから
みなさん もう いそいで 降りてください」
と云われて 震えた
そういわれて わたしは いそいで
その場を離れてしまった
ほんとう ....
ぼくのすむ 高台の丘は みはらしが素晴らしい
ある風の強い朝 庭の柵がこわれて
ぼくは 外の世界にでた
雨の日 ひさしのない場所ですごす
すこし 野性をとりもどす ....
黒鍵みたい
しっぽでおへんじするよ
謳ってみて
忘れられないのです
満月の夜に
海面が砂金のようでした
星々は だまって それを見守ってました
海蛍です
しずかに群れはじめ
そっと
この足首を
群れの真ん中に沈め
かるく ....
即興ゴルコンダ(仮)参加作品です。今回は、三つをオムニバスにしました。
http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4832676#10633425
....
雹かな?と思ったけど、シラウオだった
晴れマークの天気予報が
小魚が 朗らかに ピチピチはねて
アスファルトの下で壊死していた イノチも復活
死者だって降ってきて 必死に飛び跳ねて ....
葡萄色のゼリーのような海と空は
きっと絵のように美しい
いいえ きっと海の ほんとうは 絵なんかでは 表わせない
憶万の色と光と影を 海と空は もっているのだろうから
けれど わ ....
北に向かって高い 炎天下の坂道を 登り続けると
頂は、遠くからは見えていたはずなのに近くに来ると てんで見えない。
とほうもない時間を歩いたはずだよ ほら もう頂が見える‥‥きがした。
五 ....
何度、心から良い人になろうとしたか
ちゃんと話を聞こうとしたか解らないのに
カスだからかな スカスカに ぬけてしまう
重い漬物石のような思い おなさいころからの
もっとも親しい人たちから ....
【水だ】
空が、しだいにコーラルブルーに
かすむ
骨だけになって、鯨は
今日も尾頭付き
水族館の いっかいから
二階にかけて
....
海の民である しるしに 婆ちゃんは からくり金庫を私にくれた
立方体をしたその金庫は、随所に黒光りのする鉄の補強がしてあり
なかなか重厚感がある。扉を開けると、その扉の先に また扉。
つぎ ....
私の スカルは 玻璃(はり)の うつわ
スキルは からっぽ なにもないわ
I am a ボーンヘッド頭が固いって言われてる
けど いつかきっと はじけるのよ
石頭なりに 夢見ているの
....
慈愛の糸でできた繭のような部屋は、安心だ。
管制塔のように 耳の中の音を分析する。
母の補聴器の購入のために 街にでた
街は祭り日。
耳の不自由な母と 私の世界は どれだけちがうのか
....
ちぎれた 火の粉を雫の中にやどした言葉たちを超えて鳥が謳う
ほととぎすは 夜通し歌をもやし、カッコウは霧雨を もやし
溶接工は、鉄を燃やして繋ぎ合わせノアより巨船を創り
アリアは、魂をすく ....
おみ足で、探る新鮮な立ち位置
なまあ詩人の
なは、縄張りしらず
まは、マイペース
あは、明るい挨拶あはあはあは
しずかに咲いてる朝の散歩の
すみれの花
Lucyさんのるるりらさんおすすめリスト
(170)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
閂は開かれる
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るるりら
自由詩
17*
15-2-14
そいつのまえでは_おんなのこ
-
るるりら
自由詩
7*
15-2-12
がうでぃな_さざなみ
-
るるりら
自由詩
17*
15-1-29
大草原の星の王子様
-
るるりら
自由詩
15
15-1-9
水溶性キネマ
-
るるりら
自由詩
15*
14-12-12
星の王子さまによせて_
-
るるりら
自由詩
15
14-12-1
彼女の名は、るーしー。
-
るるりら
自由詩
19*
14-11-15
さよなら鉛筆、トンボ印のちびた秋
-
るるりら
自由詩
14*
14-11-7
恍惚の魚眼
-
るるりら
自由詩
8*
14-11-6
ごめんね青春の等しくふりかかる月日はふりかえらないでふりきれ
-
るるりら
自由詩
5
14-11-6
★10月31日_ハロー勝利(ウィン)_【収穫祭】企画のお知ら ...
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るるりら
散文(批評 ...
6*
14-10-30
夕陽のように温かい物語_三篇
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るるりら
携帯写真+ ...
11*
14-10-28
あかね
-
るるりら
携帯写真+ ...
22*
14-10-20
ぷれぜんと_三篇のオムニバス
-
るるりら
携帯写真+ ...
16*
14-9-29
ねこふんじゃいな
-
るるりら
携帯写真+ ...
14*
14-9-24
住う寝る所_二編
-
るるりら
自由詩
27*
14-9-4
ショーン_カムバック!
-
るるりら
自由詩
9*
14-9-1
【猫】ねこふんじゃわない
-
るるりら
携帯写真+ ...
11*
14-8-28
透明な月がのぼる場所
-
るるりら
自由詩
22
14-8-12
ことばのエンジンを_廻せ!_オムニバス三篇
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るるりら
自由詩
13
14-8-7
「おかえりなさい」
-
るるりら
自由詩
18*
14-8-1
ゼリー色の夏
-
るるりら
自由詩
24+*
14-7-26
時の坂道
-
るるりら
携帯写真+ ...
13*
14-7-23
漬物石を放り投げた小さな手
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るるりら
自由詩
13*
14-7-19
【水】引き潮
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るるりら
自由詩
22*
14-7-9
陸族化の娘
-
るるりら
携帯写真+ ...
16*
14-7-3
セモリナ_フラワー
-
るるりら
自由詩
15*
14-6-19
透ける_風嘯_(すけるとん_ほいっする)_
-
るるりら
自由詩
16*
14-6-18
虹よ
-
るるりら
自由詩
25*
14-6-6
おみあ詩人
-
るるりら
携帯写真+ ...
14*
14-6-1
1
2
3
4
5
6
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