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少しばかりいい気になったので
ちょいとばかし言葉を放ってみる
蝙蝠の羽はあくまでも灰色
カモノハシのくちばしはあくまでもやくたたず

うん そういう問題はさておいて
モノクロの映像のフラス ....
生ぬるい湯が入ったゴムの風船、
それがわたしだ。
熱々だったことなんかないし、
凍りついたこともない。

手の届くところに何もかもがある。
肩こりの塗り薬(インドメタシン入り)、
豆乳で ....
わたくしの心にだって情念の火くらいはありますのよと
微笑んで密集した蕪を抜く
抜いても抜いても蕪は密集していて
今日も明日もあさっても蕪の抜き菜がおかずですねと
やっぱり微笑んで蕪を抜く
微 ....
白い波に足をひたして
海に走り込もうとするこどもをつかまえる

波に洗われる砂のうえ
何かの記念の石碑みたいに
ぽつんと残される丸い石

背の立たない輝く水に浮かび
ようやく息を継ぎな ....
一杯のお茶と読みさしの本と
夫と娘の寝息と膝のうえの一匹の猫
それが私には相応なものなのだと
私は知っていたしまた満足もしておりました
そんなとき
それは私の額に堕ちてきたのです

 ....
虫とはなんぞやという定義からはじめたら
いくら秋の夜が長くても朝が来てしまう
かといって
わたしもあなたも虫のようなものである
地球からみたらダニがたかっているようなもんだ
と知ったふうなこ ....
昨日と今日は同じだと嘆くひとは
今日が今日のままであることを願っている。
自覚のない矛盾がそのひとを支える。

空の星
足もとの雑草
キーボードの上の埃
なにひとつ
昨日と同じではない ....
阿久悠が死んだという話が
その日の俺には一番の大事件だったのだが
彼女にはそうでもなかったらしく
朝のコーヒーはインスタントだった
そういえば今日だけじゃなくて
毎日インスタントなのだがそれ ....
Lucyさんの佐々宝砂さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鉈を振り下ろす- 佐々宝砂自由詩420-4-5
したたれ- 佐々宝砂自由詩717-6-15
蕪の葉- 佐々宝砂自由詩516-11-15
遊泳禁止区域- 佐々宝砂自由詩10*16-6-14
Another_Kiss- 佐々宝砂自由詩8*15-1-3
虫の定義- 佐々宝砂自由詩6*14-9-15
シーシュポスに死を!- 佐々宝砂自由詩6*09-11-10
戦争よりセックス!- 佐々宝砂自由詩9+*07-8-2

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