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工事現場の作業音は窓越しに聞こえる
家を出る時 ドアを閉めるとその音は ドアの外の俺には聞こえても 家にはその音は聞こえないという
世界とそういう関係性にあることを いつも通り確認したら
鍵を閉 ....
いつの間に値上げされてる缶珈琲私を置いて時は流れた

昼飯を食べる私の箸止める高空からのヘリコプター

潮騒のような樹木のざわめきに心預けて夏のぬけがら

吐く息は白いかどうか確かめる十一 ....
夏終わりしゃがんで花火する男

夏過ぎて頭を垂れる扇風機

死ではなく待つ事こそが恐ろしい

朝部屋の壁にはりつく蜘蛛殺す

黄昏にカッターナイフ弄ぶ
一段進むごとに前の段は消え去り見えなくなってしまう階段を
すぐイメージできてしまうのは毎日の生活がまさしくそういうものだからだ
風は吹かず 窓から申し訳程度にさす光は
そこをより巨大に占拠する影 ....
いつからか僕は
どこかで明日という落とし物をしていたらしい
その落し物を見つけるために
日々をおくっているのかもしれない

健忘のように
今日という開かれたページを
もうずっと読んでいる ....
映画観た女の眼球まっぷたつ

蒲公英の綿毛が上昇下降する

水田の田螺の上に彗星が

黄昏を切り抜く揚羽の黒い翅

起きてすぐ口内炎に気付く朝
ある時点で
僕は全て
いや全てといえるものがあるということなど
含め
全て疑って
憑かれて毎日日記帳を尖るボールペンで彫刻した
僕の日記は
僕の毎日を綴ったり紡いだりもしたが
それはと ....
Lucyさんの山犬切さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
僕の町の包帯- 山犬切自由詩5*16-3-18
短歌4首(2015年10月)- 山犬切短歌2*15-10-25
川柳5句(2015年10月)- 山犬切川柳1*15-10-25
僕は階段を置き去りにする- 山犬切自由詩5*15-10-25
今日- 山犬切自由詩2*15-8-3
俳句2- 山犬切俳句2*15-7-21
心臓- 山犬切自由詩6*15-2-26

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