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隣同士でゆれる花のように
なにも言わずに
なにもきかずにゆれていたい

わけはあるのだろう
君のしぐさに
添えたい手とことばを
空にあずけて
おんがくをきくのにあきたから
文字の海でおよいでみる
文字は静かな刺激がここちいい

肌にあわないときもあるし
おなかにあわないときもある
だけどどれもしずかでしみいる
そんな文字はわた ....
すすんでは後悔して
そんなくりかえしのための夜がある

空がまっくろでよかった
そんな風にいつも想う
みられなかったり
みえなかったりで
暗いのはいいね

あかりが目印になって
そ ....
むかでがのんびり散歩してたら
にんげんがさけぶんだ

あわててむかで
はしるはしる
足はからまわりして
からまるからまる

なんにもしません
むかではなきながら
からまる足をうらみ ....
とんがってるのが
雨にたたかれて

とんとんとん
まったいら
ならいいけど
でこでこでこ

だから
くっついても
もういたくないよ

雨がつくった
ひととひとのうえいぶ
安心すると
ねむくなる

亀になって
ねむくなる

君のこうらはどうしたの
ずうっとうしろに脱ぎ捨てて
だからかな
とがってる
かみつきそうな
顔してる

待っててやるから
 ....
雨のてんてん
つなげば文句ばかり

だから言いたくないの
なんて結局言うくせに

女は無口じゃいられない
静かな雨はないように

景気よくうちならせ
壊れたバケツもうたいだせ
売っているものに
ちょいと足し算をして

言葉は
引き算をする

めしあがれ

なんかおいしいね

ひとことが胸にしみて
おしまい
今日の日よ
オレンジを切る
六等分に切る

大きいのと小さいのができてしまって
やっぱりさ
みんなおんなじってむずかしいね

大きいのをあなたに
そうおもってよくみると
オレンジのかたちが
ま ....
不安の正体が
自分だということは知っている

自分となんか
戦いたくはないよね

気付かないふりで
丁寧にお茶で もてなしてみる
少しきむずかしいお客様みたいに

それじゃあどうも ....
服を捨てた
どんどん捨てた
着ていた頃の自分を捨てた

服に心をひっぱられたけど
ええいと切って
ばっさり捨てた

タンスはからっぽ
骨になったハンガーが
風にゆらりと揺れている
 ....
自由って
探すと自由じゃない

おふとんの中ぐらいの広さでいい
伸ばした手足が届くぐらい
それより先が未知数で
それよりうちが私の温度

自由って
想えば想うほど自由じゃない

 ....
いるはずの人がいないと
その人の型の空気ができている
動いている
呼吸している

私は寄り添って
(いるよね) せいかつをしている
していたいとおもっている

ささえられたり
声か ....
つばめの親は
とぼうとする子供を助けない

少し離れた場所で
おとうさん
おかあさんはとまっている

何事か話しながら
たまに外へいく

こどもはうんしょとのりだして
どたばたと ....
意地をはったら息がつまる
背中がぴりぴり痛くなる

いったん意地をはると
ひきかえせなくなる
はらなければよかったけど
吐いた言葉をどうにもできなくて

残った意地とだきあって
折れ ....
あなたと会話をする
迷路にまよいこむ
歩いても
ふいに道があわられきえる

言葉が
ひゅるひゅるとうねって
あなたをかすめてながれてゆく

わかってない
互いがしぼりだしている
 ....
私にとっての
文字はいつでも切実すぎて
弄んだりできないかんじです

常に
タスケテをはらんでいます

あなたに
むけての

真っ白になったページがほしい
いつからなくなってしま ....
一長一短っていうけど

ながいの 
みじかいの
まとめて とんとんとしたら
いっぽんの線

多少の差があってもね

ぐいっと腕をのばして
空をきゅっとむすんだ

もういくよ
 ....
人の心の中がわからないから
自分の心をのぞいてみた
おそるおそる
深い泉をのぞいてみた

みえないから
ほっとして
みえないから
さみしくて

だからみんな泣くのかな
だからみん ....
幸せ について
語る

そうやろか
そうやろか
と 語る

わたしたちの姿が
幸せにうつればいい
雪のけしきにとけて
光る母の髪まぶしい
かくべきでない言葉を
のみくだせずにいる夜

また消化不良になって星をみる
あんな風に
あんな風に

その先の言葉もまた
のどの奥へながしこむ

底辺なんてありはしない
まるい世 ....
道の駅で白菜を買う

むいた白菜から虫がでてきた
さすがに新鮮なのはちがうねと
そうおもわなかったのは私のだめなところ

水に浮かぶ虫の姿を
ぼんやりみながら畑を想う
命のやりとりはあ ....
老人ホームでは
いねむりするひとが多い
あっちで うとうと
こっちで こっくり
いっしょうけんめいに
ねむっている

そのしずかな風景は
さなぎの待機のようだ
白い髪にときが重なりあ ....
老人施設とは
終着駅のようなものとおもっていたが
通過駅にすぎなかった

口をあけたままの老女も
うつろにみえる老人も
どこかへゆく途中だ
雄々しく背中をふるわせて

幼児にむける
 ....
こひもともひこさんの朧月さんおすすめリスト(54)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花のように- 朧月自由詩413-8-7
おつかれ- 朧月自由詩513-7-28
あかりをめざして- 朧月自由詩513-7-2
むかで- 朧月自由詩413-6-30
人波- 朧月自由詩313-6-26
いねむり亀- 朧月自由詩413-6-24
雨ふり女- 朧月自由詩413-6-20
ゆうげ- 朧月自由詩113-6-3
オレンジ- 朧月自由詩713-5-24
追い出し茶- 朧月自由詩513-5-21
脱皮- 朧月自由詩913-5-18
自由の泉- 朧月自由詩713-5-15
人型の空気- 朧月自由詩813-5-10
春の儀式- 朧月自由詩613-5-9
意地っぱりの花- 朧月自由詩813-5-5
真中の食卓- 朧月自由詩613-4-23
春畑- 朧月自由詩413-3-28
空のリボン- 朧月自由詩313-3-23
はんぶん- 朧月自由詩213-3-12
幸せのひかり- 朧月自由詩513-2-24
星にたずねて- 朧月自由詩613-2-18
食うか食われるか- 朧月自由詩1012-10-23
しずかな午後- 朧月自由詩9+*12-9-5
郷に住む人- 朧月自由詩5*11-7-24

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