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 ユニフォームのボタンがはじけ飛びそうな
 六番バッターがぶるぅんとひと振り
 キッツン
 やあ、スイングだけはホームランだ

 いまやたかだかのんびりと
 打ち上げられた軟式球 ....
 そうだよいつもの朝だよ俺の朝だよ
 バックグラウンドトーキングは一〇〇八キロヘルツ朝日放送だ
 「おはようパーソナリティー道上洋三です」だったんだよ
 
 いつもの時間に♪エイビィシ ....
 ランドセル揺らし揺らし
 男の子三人帰り道
 ぼくの一旦停止した車の前
 後ろを何度もふり返り
 キャキャキャ何度もふり返り
 横断歩道を渡っていく

 はて、何がそんなにおかしいのか ....
 あのさ
 ワタシ的にはどうでもいいっちゃいいことなんだけどさ
 今の状況アンタたちどう思ってるのかって
 正直なところ訊いてみたくってさ

 うぅん うぅん
 ワタシ的には全然かまわない ....
 「お出かけですか?」

 なぜわたしは
 立ち止まってしまったのでしょう
 ご自宅前を掃除しながら
 道行く人だれもへの
 いつもと同じ問いかけに

 下の坊やを実家にあずけ ....
 ぼぉお ぼぉお ぼぉお
 ぷくぷく ぷくぷく

 よう食用、元気かい
 
 うるせえ、食用って言うな
 何度言ったら分かるんだ
 だいたいおまえだって食えるじゃねえか

 ....
 さあ こいさん着きましたで
 わてら思い出の法善寺
 水掛け不動さんへ

 覚えたはりまっかこいさん
 わてが初めて〈元祖メカ割烹・Fuji=Yoshi〉に
 奉公に上がった晩
  ....
 休みの日には
 行く場所がない
 
 独身者寮二階洗面室
 の窓から
 女はサンダル履き
 ひとりこっちに
 来るのが見えて
 
 おばさんと呼ぶに若く
 おねえちゃんと呼ぶには ....
 いつもたくさんの洗濯物で
 満艦飾に彩られていた庭が
 屈強な男どもに踏み荒らされていく

 六畳間に上がりこんだ現場監督は
 うち捨てられていた円卓を
 作業靴の足でガンガン ....
 「準備中」看板ガチコン音も高くさしこめば
 なんだこれ風はいつもよりも強く激しく午前四時
 ガードレールの交通安全幟ばたたたた
 何だってそんな風がひょうひゅう
 どうしたって高ぶら ....
 ある、は動詞で
 ない、は形容詞

 おもしろいっすよねおもしろくないっすか
 在ったら動いて
 なかったら形になるなんて

 いっぱしのブンガク青年を気取る
 ぼくの話を聞きな ....
 ○○○○
 ○○○○//

 おい
 なんや
 鉄板熱かったな
 たいがいやったで
 最初は温うて気持ちよかってんけどな
 後からたまらんかったな
 けど我慢できへ ....
 万頭の牡馬をかしずかせ
 万頭の牝馬を従えて
 万頭の仔馬を慈しみ
 ホクトベガは
 乾いた風の中に
 立っている

 時空の流れはひとつきりでなく
 すこしずつ異なった世界が
  ....
 そう遠くない昔
 高知県の海岸には
 遠洋漁業で命を張ったお父やんたちが
 子どもの土産にと連れ去って帰った
 ペンギンが
 うろうろしていたそうだ
 すぐに飽きられ捨てられて
 浜に ....
 いつかむかし
 草原のくにの村に
 ふたりの若者がいた
 ふたりはともだちで
 いつも馬に乗っていた

 信じていた
 俺の駆る
 雄々しい鹿毛こそ
 僕の駆る
 凛々しい栗毛こ ....
 ゆうこちゃんは元ヤンキー
 スイングドアどっかん
 カートでつき破って
 おっはよー 
 おぉ今日も元気いっぱいで品出し
 野菜売り場へ突撃だ

 ゆうこちゃんにはカボチャ割る鉈
  ....
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