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こぼされていくたくさんのあなたを
たくさんのわたしと見ていた
左手を揺らしながら
爪先ですごした日々
吊りさがる足先を眺めていた
不自然な世界のその先端で
ひとつひとつ諦めては
....
うつくしき日に
さざ波のカーテン
それは薄緑の夏のレースで
さらりとした朝の風に似合う
早朝のまどろみに
漂うきみと白いへやは
まるで溶け合っている 調和して
、きみのせかいを垣間見 ....
すべき約束がどこにもないので
迷い指をさらしている
午前三時前のゆるい空気と
雨ざらしのベランダ
水滴のコップとなまぬるい炭酸水
小指を残したままの右手に
あることとないこととを考えたらば ....