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アロエはなかなか枯れない
独りで過ごす夏の朝に
アロエに水をやった瞬間
水玉が肉厚のアロエの葉の上を転がる
里帰りをしたあなたは
この透き通った朝の真珠に気づいているだろうか
戻っ ....
不惑など疾うに過ぎた初老の男にとって
忘れ物に気付いたことは
捜し出すべきものが
茫漠たるサハラやゴビの砂粒の中に埋もれた
小さなダイヤモンドの様に思えた
とりあえず砂漠をイメージしてみ ....
栽培キットに水をやる
夏がまた巡る
一昨年は朝顔
去年はミニトマト
今年はホウセンカ
今日三つ花をつけた
鳳仙花
紅い花
今年もそろそろ花が咲くと娘を呼ぶ
鳳仙花 ....
左右
右なのか左なのかと言えば
娘の通信簿の○は 右に寄っている
よくできる できる もう少し
○
○
○
....
一年が終わる。
一年生が終わる。
二年生が終わる。
三年生が終わる。
ここまで書いたノートを見せてくれたから
詩が書きたいの? と聞いたら
君はこくんと頷いた
そうか それなら ....
巷にはイルミネーションが輝いて
こぐま座流星群も今夜が見頃で
天体望遠鏡はクリスマスまでの分は完売です
今年のクリスマスには涙するな
あのプラネタリウム番組は東北の子どもたちにも
移動プラネ ....
朝、職場の一日の初めに同僚たちが
コーヒーを啜っている一角には
充填しそこなった活力が
辺りに漂い出している
それに与りたいと
自分もカップにコーヒーを注ぐ
一日の仕事をやっつけるため ....
一世代前の良い思い出を追って
家族で映画を見に行った日
子ども向けの映画の中では
キャラクターたちが絵本の世界へ行ったから
ママは世界に行ったと娘が言い出す
帰る途中に買い物をする妻を待って ....
夏と秋の間に線が引かれる
夏の空気と秋の空気が入れ替わったのだと言う
若い頃に
紙に縦線を引いて
左側にはできたことと
右側にはできなかったことを
書き出す男の話に夢中になった
....
夕食前に
好きなウィンナーでもいい
好きそうで好きではないチョコバナナでもいい
夏だからアイスがいいのか
まず最初に7本 さらに2本食べることになっている
ぜんぶでいくつ?
夕食前 ....
人の嫌がることはするな
と幼い君に言ってきたつもりだけど
君の大切な髪留めを取って逃げてしまった
君のいとこの困った赤ちゃんを捕まえて
とにかく髪留めを取り戻し
代わりの物をあげて済まそ ....
夏美かをるさんのN.K.さんおすすめリスト
(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
独りで過ごす夏の朝に
-
N.K.
自由詩
2
15-8-26
心まかせに
-
N.K.
自由詩
5*
15-5-5
鳳仙花
-
N.K.
自由詩
4*
14-7-29
左右
-
N.K.
自由詩
4*
14-7-23
詩が書きたいの?と聞いたら君はこくんと頷いた
-
N.K.
自由詩
11*
13-2-28
今年のクリスマスには
-
N.K.
自由詩
2*
12-12-22
コーヒーによる世界の捕え直しのためのエスキース(習作)
-
N.K.
自由詩
8*
12-11-13
世界を問い直すためのエスキース(習作)1
-
N.K.
自由詩
5*
12-11-3
バビロン再訪
-
N.K.
自由詩
3*
12-10-22
足し算---a_hidden_curriculum_befo ...
-
N.K.
自由詩
6*
12-8-3
幼い君に教わったこと
-
N.K.
自由詩
4*
11-8-17
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