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9月の終わり
終い忘れた風鈴がきらきら泣いている
オリオンの寝言はいつだってざっくばらん
今日はあらしの夜だってね
それでも何事もなく光っていておく ....
私に青が混じっているなら
何色でもいい
それは
荒れ狂う夜の海だったか
静かすぎる夜空だったか
それだけ
教えてくれよ
本当は水をよく含んでいたことくらい
あなたにもよ ....
天気雨で起きた朝寝坊の日曜日 カーテンを翻している風
ごきげんな空模様に思わず あくびをした
モノクロの虹をおもいだして くちずさむ唄
夢見がちなあの子はありったけの想いで あ ....
あの深紅の風には
乗れませんでしょうか?
わたくしは夕空に
問いかけるところでした
時間がたなびくのを
この目が確かに
みとどけていたのでした
ピアノの白い鍵盤の上を
光のくちづけが降りかかり ....