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{引用= 
 谷の戸に
雨景の万華鏡をのぞけば 幾何学の
狂い咲く色のはざまに
あのときのアマガエルが いました


 肩をはじく雨の
その中を走るのが、好きだと
狂人のように喜びな ....
{引用= 
陽炎に

雪 みあげれば

あっさりと あっさりすぎるほどに

春のよそおいを見棄てる

サクラでした

生の 爛漫が閉塞と終焉のはじまりなら、

未完でありつづ ....
‐‐‐‐ 悪いゆめより その魚は生まれた 


風は
葦原のなか
{ルビ老女=おうな}が こっくり
こっくり
囲炉裏に ゆれている


それは、川瀬の流れに ながされ ながされ
 ....
{引用=
「 月曜うまれの子は、器量がよい 」

             ―――――― マザー・グース





マザー・グース、 マザー・グース
お前はなんでも しっている
 ....
雪の丘に
さびしさの吐息が あまりに
白いから


夜空の星を 一つだけ
拝借いたしました


忘却というそれを 手にすれば、
私の ちいさな家には、
いれものが みつからないの ....
{引用=
長らくご無沙汰しております


 要に結ばれた 松の葉が
 はらはらと舞っていたりするものですから

この世で添い遂げられなかった二人の 死骸の群れのように思え
いたたまれず ....
{引用= 
お気をつけなさい
今宵ばかりは、
死人たちの 郷愁が森に充ちる

丸々と太った 月 明かりが、短い影を落とした 

物の怪も 死人たちも往来を徘徊する夜
始まりは、痩せた  ....
{引用=
 うつむいてばかりいて、
気づきませんでした



 見あげると
すべてを忘れさせてくれる 秋の空がありました
ぬけるような碧の その広がりは
人の小ささを教えてくれるため ....
前ぶれは風のなか
雨のにおいのする
森は、騒き
心をみだす


      ( 誰もが平然と目をそむけるそこに、)


山の気はその密さをまし
やってくるものの 大きさをおしえ ....
ぎへいじさんの月乃助さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
貧しい詩人- 月乃助自由詩11*13-6-28
赤いさくら- 月乃助自由詩7*13-4-29
耳のない魚- 月乃助自由詩1412-12-26
月曜日うまれ- 月乃助自由詩812-12-17
星どろぼう- 月乃助自由詩13*12-12-11
秋の便り- 月乃助自由詩13*12-11-15
万霊節の夜- 月乃助自由詩13*12-11-6
**_/紅葉/希望/夢/私- 月乃助自由詩15*12-10-10
弓の音- 月乃助自由詩512-10-3

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