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西日に向かって
歩いてく
まぶしい光に
眼を伏せる
道の上に
日の残像
進むゆくさき
人しれず
明日が背後から
やってくる
肩をたたかれ
振り返る ....
どこで
どうして
どのように
生きればいいか
ここで
こうして
このように
かろうじて生き
ここより
別のどこかへ
いまより
別のいつかへ
....
たとえば
夢見を通じて
無意識的なモノを観じる
目が覚めて
それを意識化しようとする
たとえば
狂気におちいるとき
潜在的なモノが暴走する
現実に還って
あらためて畏れを抱く ....
土手道あるくと
草いきれ
生きとし生ける
名もなき命
あぜ道あるくと
緑の一面
稲穂ももうすぐ
あたまを下げる
あるく足取り
太陽のもと
呼吸とともに
あるくリズ ....