{引用=

天蓋は燭光の水あかり
心をてらす 後后のゆらめき


ここは、光さえためされ 路にまどう
教室の窓外に 黒光りする鱗の群れが、
古代魚たちが、泳ぎすぎる」


ありふ ....
毎晩3人の『子ども達』と一緒に寝る。

名前は

『ライオン丸』

『ライ次郎』

『うさこ』。

9年前にとある雑貨店、いや、『産婦人科』で

発見、いや、『出産』した。 ....
何かが舞っている
揚羽蝶だ

ひらひら
ひらひら

眺めてるうちに
僕も飛べるような
そんな気がしてきた

ほら!
僕の羽根だって
青空を反射して
こんなにも輝いている

 ....
こわれたラジオの部品とか
いろんなガラクタくっ付けて
こさえたぼくの宇宙船
飛ばないことは百も承知さ
けれども心は飛んで行く
誰も知らない惑星へ

わたしたちは飽きもせず
あちらこちら ....
ポエケットではなくエアポケット
チケットのない旅を君と

母が亡くなって最期は点滴でも間に合わない
栄養失調のまま昏睡状態で逝った

体格のいい人で骨壷に入りきらずに
納骨の係りの方に
 ....
心灯火散り花火


夏が来て風が吹く

夜が来て明かりが灯る


心灯火散り花火


あなたが居て永久を願う

わたしが居て愛を示す


線香花火は悲しい色 ....
未開封の手紙
書き込まれない予定
しおれた花と花瓶
折れた赤鉛筆
忘れられた写真
昨日食べたケーキ
深夜の非常階段
端の欠けたグラス
効かない睡眠薬
窓の外の雨音

胸にしまいこ ....
ピアノの音
芝生の上
アリが歩く
ネコの声

まぶしい
太陽
麦の穂
犬と遊ぶ少年

そよ風と
木々のざわめき
午後の紅茶
ティーカップ
雨に濡れて

乾かない髪を

結い上げたままにして

服を脱ぎ散らかす



バスタブにうな垂れて

泣きじゃくった声は

シャワーの音に

かき消されて



 ....
雲は刻一刻と姿を変えて

風が吹いている
僕は押し流され
吹き溜まり
澱んでいる

風に乗れる者は僅か
多くの者は無念を抱き
腐敗してゆく

何も変わらない
何も変えられない
 ....
忘れられた歌

幼い日の

遠い記憶と

優しい嘘


軽い眩暈と

心臓の鉛


どこまで潜ってゆくの

どこまで走ってゆくの


世界は等しく朝を迎えるけれど ....
月のといき
天の川の星のながれに
指をふれる
星のしじまのつめたさに
寂しさを 手づかみする



そんな夜には、
なぐさめの亡霊が やってくる
小さなベッドにすべりこんで
私の ....
月乃 姫花さんのおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水の時- 月乃助自由詩18+*12-9-3
『子ども達』- 永乃ゆち自由詩9*12-8-4
揚羽蝶- うずら豆自由詩4*12-8-2
ガラクタ宇宙船- ただのみ ...自由詩23+*12-7-31
エア・ポケット- 梅昆布茶自由詩2212-7-30
心灯火散り花火- 永乃ゆち自由詩14*12-7-25
Lost_+_Found- うずら豆自由詩8*12-7-24
昼下がり- ペポパン ...自由詩15*12-7-22
サイレント- 永乃ゆち自由詩7*12-7-22
流れるものと留まるもの- うずら豆自由詩6*12-7-21
心臓の鉛- 永乃ゆち自由詩15*12-7-18
ナウシカ- 月乃助自由詩19*12-7-17

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