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{引用=prologue「サティの波紋」

橘の香りする
枕もと
地球が訪ねきて
細いゆびを
こちらに突きだす

ティーテーブルで
フランネルの布がわらっている

(ちがう
( ....
その一行一行で
鯨波の浜の端まで傷付いてきたのだから
癒しえあげるの
それって読むだけで足りるの
かな

ぼくは詩の本懐は理解してはいる
根気という名の誠実な愛が欠けてるだけなんだ
で ....
いい詩に接すると
ほんとうはとてもつらい
これは
ふくざつな感情のつまらない吐露だから
あんまり意味がない
だから言うだけ言って
それきりにします
……、
でもやっぱり、
二つあるう ....
木の葉、貝殻、木炭、シダの雫…
私は、見失われ、見出される

元素も、哀しみも、泣訴も、オーガスムも
宇宙池から泳ぎ逃れぬ、魚


小夜啼鳥よ、羽をとじ、琥珀に斜めに浮べ、
今日もどこ ....
それは
あずき色の革張りで
しっかりと綴じられており
少し重い

一ページ目の
なめらかな白い砂浜には
控えめな海藻が
いくつか打ち上げられている

完璧な塩のフォントと
滲まな ....
「また銀河ポットを買う」

町外れの
ディスカウントショップで
銀河ポットを買った
星や生命で
また遊んだみたくなったのだ
少し萎れてたので
肥料をやって水もくれた
新しい生命が芽吹 ....
しめったそで口で
動かないまま
秋は静かにながれていった
黄色な落ち葉が
くるんと円弧を描き
たのしく自分を捨てたのがみえた
水にひたされた情念は
真鴨のかき足に
優しくほだされていた ....
{引用=糸くずの
ふりかかる
だまった湖面に
傾斜した
クレセント・{ルビ月=ムーン}が
代入される

みぎも左もわからぬ
夜来の{ルビ湧出=ゆうしゅつ}

妖精により
{ルビ繙 ....
宣井龍人さんの道草次郎さんおすすめリスト(38)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
音楽へのオマージュ(一部改訂・付け足し)- 道草次郎自由詩3*21-1-3
詩を書く人へ- 道草次郎自由詩120-12-12
焚き火- 道草次郎自由詩3*20-12-8
魚の夢、鳥の夢。- 道草次郎自由詩4*20-11-29
本を、泳ぐ。- 道草次郎自由詩7*20-11-25
また銀河ポットを買う___他- 道草次郎自由詩320-11-23
去りゆく秋へ- 道草次郎自由詩320-11-21
湖畔と菌糸- 道草次郎自由詩620-11-9

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