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頬づきの
われた視線 くびる

つけた 前髪敷く

地下に ひらいてる窓
写ってる 引き戸

つつぬけの
息 熱く ガラスに

かかしのように 突っ立って
だけだって 咲いてい ....
ドラムカンの 外にはみだしてくる
火の勢いに のまれてく

窓から見下ろした 交差点
流し込んだ 健康飲料水
一回 千円のカットだけの看板

マラソンの金メダルのテレビ放送
セルフサー ....
地殻に居眠りする風の群れ
襟元合わせれば
擦れた羽音

すり抜けた鼓動の列の空
眠らないと 届かない宙

ひたった真昼の花の蜜 逝き
寡黙をあぶる眼に しゃがれ

かがみこんで握り ....
凍えてしまえば
つもるものに
かけられる冷気にも
なれてしまって

記憶をなくしていくことだけが
自分へのやさしさ

ぬくもりにさえ 気を許さなければ
白い唇のまま 冬に 終えたのに ....
吊っていた管に
私の血が流れ

立っても
座ってもいない
赤い液に

ほんとに支配しているものは
いつもは みえなくて

体から離れた時だけ

錆びる 舌先
うわずる 耳
邪魔な清いものから葬る
熟れた憎しみは
やさしい殺し方を知っている

刺すかわりに 微笑み
逃げられないように 思いやる

決して ひどいなどと 回りにはみせない
とどめは 自 ....
沈んでゆく まま
煙る 山の稜線に

つながれた 足首
舐め 影 さすり

行けども 喰らえない
案山子の ぼうふらに

低く うめき ひそむ
まだ 試した事のない

 ....
くり抜かれた 口
墓のない 足 が
まじないを 諭す

延びて来る真っ赤な歌
電車を塞ぐ 
幾すじ もの 人柱

青は赤へ
赤は青へ

そこは どこへ 行く
それは 空虚へ 落 ....
千本 の 針を
つないだ 蒔絵

朝焼け に溶け出す
真っ暗 な朝

骨 の 隙間に宿る
鈴 の 声

つながれて
つながって

心 に まみれた 
火傷 のよう ....
キクチさんの砂木さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
くもる者- 砂木自由詩7*07-9-24
火鏡- 砂木自由詩13*07-5-23
古蝶石- 砂木自由詩14*07-3-11
白い林檎の歌_返歌(芙雨様へ)- 砂木自由詩14*07-2-27
ざらざらと_した- 砂木自由詩10*06-2-18
陽射しに- 砂木自由詩9*06-1-8
- 砂木自由詩9*04-10-23
ともせ- 砂木自由詩6*04-9-13
生きる- 砂木自由詩9*04-7-13

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