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死にたいと思った
なぜだろう
僕に 仕事ができないことが
周りにはなんでもないことである気がする
夜のどこかで 酒をあおりながら
あの世の世界に 思いを巡らせた
詩を書いていた
....
世界が滅びたその時は
きっと美しいだろう
現在とはその一瞬のための
長大な積み重ねの事
人々の不安も文句も やがては
神の花火となって散るだろうさ
その時、宇宙の犬はそいつを見て
「ワン ....
モナコ辺りのシンデレラ
リモで手を振るみんなのディーヴァ
バーゲン漁りをせずに済む
女が幸運なのかは知らない
尻の軽い女だって?
ここには沢山いるからねぇ
パリスヒルトンのバカづらも
ノ ....
家族が寝静まった夜には
そっと家を抜け出し
生と死の狭間で
命についての哲学的思想を弄んでみる
死にたい私と
生きていたい誰かが
相容れない思考の中で
哀しい悲鳴をあげている
世の ....
雨に振られた日は
必ずといっていいほど傘を忘れる
車窓から見える
雨雲から
ほんのわずかでも
晴れ間が見えていたりする ....
休日には光の姿態に花を挿し
寝そべる背中に猫でも乗せて
二三冊の本にマスタードをたっぷり塗って
後ろ向きに釣り糸でも垂らしてみようか
古い音楽ばかりが飛行船となる場所で
とりとめのな ....
目で感じるものは全部
手で感じるものは全部
本当に感じたいものじゃなかった
サンタクロースが来て
プレゼントを置いてって
嬉しかったのはプレゼントじゃなかった
貧しい人間だ
....
わたしは日々報道されている
あなたの目や耳の中で
再生可能なものとして
記憶されていく
ご飯の食べ方が汚いですか
歩き方がおかしいですか
そこにうつるわたしによって
わたしが形成される
....
ほんとうに悲しいときは
ほんとうにつらいときは
ほんとうに苦しいときは
ほんとうに切ないときは
上を向いても
目を閉じても
涙が零れてしまうのですね ....
一歩が出ない
その一歩が出ないのは足があるからだ
足がなければ一歩も出ない
這いつくばるのか、おまえ
両手を拡げて
飛び越えるしかないぞ
!JUMP !JUMP ! J ....
朝日はね
特に良く晴れた日の朝日はね
そりゃあもう別嬪さんで
たったひとりで見ていると
もったいないような
独り占めできてうれしいような
不思議だね おれは
新しい朝と結婚したくなっちま ....
手紙の最後に
P.S.と記す
ああ、そういえば
思い出したよ
とでも
いうような
そぶりで
P.S.と記す
白状すると
本文は
この追伸を
書くための
助走
その ....
どうして
生きているのでしょう
どうして
生きていくのでしょう
どうして
産まれたのでしょう
どうして
死んではいけないのですか
この広い世界のちっぽけなひとつ ....
真夜中すぎの
名の呼びかけに
応じて
彼岸に渡ってはならない
迷ったすえの
菜の花ばたけに
通じて
此岸に帰らねばならない
死の後の
言い訳
有るか無しか
しのご ....
例えば、君の楽観的な物の捉え方が
誰かを傷付けたとしよう
だからといって悲観的になる必要はない
君は目の前にある壁をぶち破ればいい
落ち着いた生活がいいか
変化に富んだ生活かいいか
ど ....
騙されたと思わずにやってみて
歩きながら声に出して
るりるらるらら
好きなメロディーを付けて
るるりらるりら
頭の中に響かせて
うううむう
どう気持ちよくなったでしょう
晴れた日に
空を見ないなんて
空がもったいないと思う
いつもと同じ
車窓からの景色も
晴れた日は ....
仕事を辞めた友達と
ノエルギャラガーのライブに行くことにした
街行く 人は
ポケットの中に 自由を隠し持っている
悪いことはたくさんしてきました
それは 神様だっておなじでしょ
神様を ぶったわけじゃないけど
ひとまず ごめんなさい
神様に謝っても 仕方ないか
神様も そう思うでしょ ....
わびさびに 錆びれなし
本音と建前の前後間 曖昧の魔
されど優しさ
ゆるく遠まわしに投げかける 音霊
時差を踏み 言霊へと じわんっと触れる
古より 和太鼓の鼓動と ....
強靭な歌声に溶け込み 楽器がバックヤードからも響かす
母国語の発音 制限なしに 全世界共鳴の音 夢制限
感じる自由 感嘆の記号の華火
表現の自由 暗証コード斬る アンプラグド
....
ひねくれて咲いた花は
つまらない冗談を浴び
触れない風潮にそよぎ
良く肥えた嘘に根を張った
罌粟より見開いて
月よりもあぶなくて
桃よりも貪欲で
嘘のようにやわらかい
....
相変わらず、生きている
でも
それでいいのだ
それが いいのだ
絶望と戯れるには 人生は短すぎる
真実から目をそらすには 人生は貴重すぎる
街人の手で 世話をされたサク ....
まちは固すぎるので
気をぬくとぶつかって死ぬ
あらゆるものが
手に入れやすくなり
あふれ出すようになると
昨日がどんどん遠ざかり死ぬ
やさしさが
一山いくらの値札をつけて
....
立場にこだわる人がいて
畑の野菜と
さくらの木をながめ
土の中
みえない世界を
ふと思う
指先でめくれば
世界中をみわたせるけど
温度はなくて
それもまた地球
私の ....
アマゾンという
喫茶店の水槽で泳いでいる
あの魚はピラニアだと
まことしやかに
客の間では
ささやかれていた
根拠といえば
そこに
張り紙がしてあった
「指を入れないでください」 ....
すすめ
ばかものよ
ひたすらにじぶんをおとしめながら
こえずにくぐれ
ためらいもなくしたをいけ
あなたがわらうように
世界が色付く
きっと
雨あめふれふれ
傘ひとつで
遊べるこどもたち
うつむいて歩く子は
全身できいている
気にしてる
車内の私に
なにもできることはない
雨にまかせて
通りすぎるだけ
雨あめ ....
花の中を歩いていると
僕自身花になったような気がする
それ自身、素晴らしく咲き誇っていて
僕自身もそれらのように
ごく自然に歩みを飛ばす
車の騒音や人いきれの中でも 僕は
見えない花と一緒 ....
私は恵まれている
幼年期は暖かく程よく湿った腐葉土にくるまれて夢を見て過ごした
夢を見るのに飽きた頃には頭の上から冷たい水が落ちてきて目が覚めた
大きく伸びをすると私を守っていた殻が割れ ....
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