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冷たい雨が降ってきた
おれは黒々と木のようで
心臓だけがガス灯
何を照らすでもなく ぼんやりと立っていた
小さな春は震えていた
おれの心臓に寄り添い 冷え切ったからだを温めた
....
時折 背負った荷物をすべて下ろしたくなる
そしてまぼろしの中の風のように
異邦人たちの衣を揺らしながら
何も持たずに消滅したい
時折 鳥となって旅路の終わりへと飛び去りたくなる
....
四月 灰色の午後
湿った雪が舞っている
人生で何度目のことだろう
心は鉛の錨となり
失望の海に深く下ろされてい ....
いつも表情を崩さない
お利口な君のこと
そりゃあ嫌いじゃないけれど
中身をちょっと覗いてみたくて
一刀両断!
スパッとやらせていただきました
中ら出たのは意外や意外
小粋なドレ ....
山砂はもうない
海砂ばかりが浚われ
洗われ
遠く運ばれ
混ぜられる
ごくありふれた砂粒に時折混ざる
貝の欠片の白い顔
ガラスの名残の澄んだ瞳
際立つ別嬪な粒子たち
僅かに
微かに ....
わすれな草さんのただのみきやさんおすすめリスト
(5)
タイトル
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カテゴリ
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日付
つぐない
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ただのみ ...
自由詩
22*
12-4-13
乖離したものが_いま_月のように弧を描き
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ただのみ ...
自由詩
26*
12-4-9
__尽きぬ恵み
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ただのみ ...
自由詩
20*
12-4-7
マトリョーシカ
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ただのみ ...
自由詩
18*
12-4-3
一個の孤独
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ただのみ ...
自由詩
13*
12-2-26
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