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     まっしろなカップに
     夜が満ちる
     からっぽなわたしは
     真っ暗な部屋で
     夜を見つめてすごす
     安堵のなか
     ごくり ....
    あのひとの吐息はいつも菫です溶けゆく雪の儚さうつし


    この想い雪花に告げて溶けてゆく好きでした、あぁ好きです今も


    せつなさを櫛で梳かして目をふ ....
      
      わたしが歳をとる
      髪は白く
      乾いた肌には
      無数の皺
             
      あなたが歳をとる
    ....
      薄縹の空のした浜辺をひとり歩く
      潮の香りと眠りの匂い
      拾った貝に耳をあてれば
      なつかしいひとの声

      「元気かい」

      ....
「ただいま」


彼と彼女が帰ってきた。
そう今日は待ちに待った退院の日。
昨日わたしは家中を片づけ、彼女に頼まれた買い物をすべて済ませた。
それは一日がかりの作業だった。
 ....
        



        まるで山間をながれゆく
        せせらぎのような人でした
        からだは一滴の雨粒で成っており
        どこまでも沁み入 ....
        あおい空の向こう側
        彼岸のかなたに届くまで
        大きく大きく手をふって
        元気です、と
        あなたにすべて ....
哭翁さんの石田とわさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月なしの夜に- 石田とわ自由詩20*15-3-3
雪どけ- 石田とわ短歌11*14-3-5
未来に微笑みを- 石田とわ自由詩21*13-12-4
鈍色のひかり- 石田とわ自由詩16*13-10-1
彼と彼女の日常- 石田とわ散文(批評 ...4*13-4-18
せせらぎと雨音と春の嵐- 石田とわ自由詩8+*13-3-2
あおい空が目に沁みて- 石田とわ自由詩12*13-2-25

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