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冷たい雨が降ってきた
おれは黒々と木のようで
心臓だけがガス灯
何を照らすでもなく ぼんやりと立っていた
小さな春は震えていた
おれの心臓に寄り添い 冷え切ったからだを温めた
....
時折 背負った荷物をすべて下ろしたくなる
そしてまぼろしの中の風のように
異邦人たちの衣を揺らしながら
何も持たずに消滅したい
時折 鳥となって旅路の終わりへと飛び去りたくなる
....
突風が春の入城を告げ知らせ
冬の残党は最果ての地へと追われて行く
変わることなく季節の車輪は廻る
時のレールを 一方向に
樹木もまだ裸のころ
花よりも先に咲く少女たちは明るい色の服を纏い ....
夜明けの明けの
ほのあおい闇と光の均衡に
無垢なクラゲが部屋を舞う
流れるままに漂って
夢から溢れたクラゲが舞う
夜明けの明けの
ほのあおい夢とうつつの端境に
大きなクラゲが天井を過 ....
インディアンサマーさんのただのみきやさんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
つぐない
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ただのみ ...
自由詩
22*
12-4-13
乖離したものが_いま_月のように弧を描き
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ただのみ ...
自由詩
26*
12-4-9
遅れる時計
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ただのみ ...
自由詩
15*
12-4-1
潮流
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ただのみ ...
自由詩
14*
12-3-22
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