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午後を夜に変える光を
首にまぶして遊んでいる
声の無い鳥たち
枝のなかのはばたき
土に臥せるほどかがやく花
枯れ野を歩む枯れ野の足音
砂と光が
空をなぞり 花 ....
羽がちぎれ
午後が見える
桃と乳の
濁りの音
近くにさわれぬ指の遠さ
水の層をつらぬく羽
大きな景から先に飛び去る
跡を跡に響かせたまま
午後の底の ....
垂直に聖なるものが地に倒され
狼の声を聴いている
流木がふちどる
真昼の路
終わりは来ない
そんな終わりが
もうひとつのはじまりまで
つづく
木の根元か ....
あきらめられた真昼には
羽で見えない筆の在り処
青と金 また青と金
酒瓶の底に立ちつくす地図
鳥が煙に生ませた子
どこまで歌い
地を揺らすやら
羽毛を羽毛になぞる ....
まるく束ねられた電線が
冬を冬のままためらわせている
雪が雪の輪をのぞきこみ
空の後ろの花を見つめる
月のかたまり
中庭の砂
花のあること 無いことを知らせに
夜 ....
うろおぼえの夜に
指を差し入れ
震えを聴いた
波に従い 従わぬ線
脚の動きを
讃えるまたたき
岩のはざまから
空を視る刃先
曇りと筆
曇り時計
器を ....
空は短く
銀の上に立ち
冬は冬をめがけ来る
次々と次々と突き刺さる
次々と次々と遠去かる
夕陽に押され
倒れる鉄骨
北の北を向いている
冬の指の
影だけが動く ....
インディアンサマーさんの木立 悟さんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ほとり_しずか
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木立 悟
自由詩
6
12-5-10
ひかり_へだたり
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木立 悟
自由詩
3
12-5-5
ふるえ_ながれ
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木立 悟
自由詩
5
12-4-30
鉄の花
-
木立 悟
自由詩
5
12-4-12
淵を巡る
-
木立 悟
自由詩
4
12-3-19
雨へ_雨へ
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木立 悟
自由詩
8+
12-3-7
羅睺震芯
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木立 悟
自由詩
4
12-2-21
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