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雷が静かな死を私に受け取れと鳴く。
あっちを向いて吐き出す息は熱いが。

涼しく風を感じたり、透き通る夜更けを見たり。
青空は四角い。雲の切れ間にはつまらない透明。

聞こえ出したエン ....
はじめましてのズッキーニです
どこまで理想でどこまで現実で
どこまで成してどこまで課題か
線引きできたら線の上に立って
綱渡りよろしくバランス歩きで
何かしらの向こう側に存在する
高いのか ....
俺も死ぬんだ

神を信じているのに
死ぬのが怖い
愛する家族を残して
この世を去るんだ

みな、思い通りの終り方はできない
この世に未練たらたら
そして死んでゆく

生まれた時か ....
先日、ミサイル迎撃を
より確実にするために
自称詩人による操縦を
提案したが
日本の命運に関わることを
自称詩人ごときに
任せて良いのかという
疑問が生じた
ミサイル迎撃と自称詩人殲滅 ....
「愛されるのなら玩具だっていい」
鉛の兵隊たちは次々に
暖炉の中で溶けおちてゆく
祈りの時間
夕飯のあと僕たちは煙草を回しあう
そしてみなしごの少年たちは愛し合った

誰もが生まれた頃 ....
閃光か闇か分からない
一寸先は闇だって
じゃあ二寸先は閃光花火なのか

ぐるぐる爆発と稲光が回ってる 光ってる

またたき またたく


閃光か花火かまるっきり分からない

 ....
さァ、寄ってらっしゃい!
見てらっしゃい!
今年の最後の物語、残すところもあと九時間。
蕎麦の準備はよろしいか?
御節の準備はお揃いか?

さァ、お立ち会い、お立ち会い
これは世紀の大勝 ....
時間を突き離したわたしはすでに、
わたしであることに疲れていた。
気球のように烏につつかれ瀬戸際に顔を打つ恐怖に、
疲れていた。そうでなくともボイラーは切れそうだった。

それからは無量 ....
夜の昇降機

唸りが
聞こえる
唸りが

日常とまた別の日常の間を
あらゆる倦怠を乗せて
乱高下する唸りが

どこへも行けない
暗いエントランスの中央で
煌々と待ち続ける唸りが ....
雪が降るね
私の中に
あなたの窓に
世界に

信じるのは簡単
みんな私を
通り抜けて
世界は

雪が
地表に舞い降りて
アスファルト
地下に抜ける

もう
キミは雪では ....
もうずっと
ぼくの肩に羽を痛めた鳥が止まっていて
まるでささやかなおとぎ話みたいだと思う
なのにぼくときたら
宝石も剣も持ち合わせてなくて
ひとつだけ残っている
鉛のこころくらいはあげられ ....
シュレッダーにかけられた美しい哲学も 空港で踏みつけられた時計の神経も 郵便に紛れ込んだ一粒の生命体も 残らずお湯の湖に浸していく 足から尻、腹から肩へと 気圧と水圧の嶺の接する所へと 宴は際限なく皮 .... 私が人を喰らう時
人は塩っぱい汗の味がした

道行く人を喰らう時
人は泥と草との味がした

私が隣人を喰らう時
人は木を噛るような味がした

私が父を喰らう時
父は魚のはらわたのよ ....
空のオフィスで
雲をつくる
風をつくる

空のオフィスで
日とともに
月とともに

居場所がない僕を
空が中に
受け入れてくれる

現世現場所現時間
いつでもどこでも
 ....
踊ろう
踊ろうよ

真っ青な空の下
呑気に浮かぶ雲

踊ろう
踊ろうよ

僕らには
それしかない

たとえ
偽物の空であっても
            万物が一つの花ならば
            誰が愛でてくれようか
            蕾のままに枯れて逝く
            誰が涙を流すのだろう
     ....
           

光にはつるもの
光の布陣
永遠を誘う掌
海潮の平穏な媚態に
永遠の性的な意匠を求めて
無限の荒野を垂直に流れる虹
記憶の曖昧な過程から現‐視野の実存へ
光が ....
風にゆらめく炎
・・・一体、お前は何を思い出したのか?
夢の中の歌詞
「忘れられない」と誰かの言葉

光は夢を見る 唐突に
言葉は矢を射る 突然に
俺は言葉の雪崩の中へと、身を崩し
あ ....
ラタトゥイユ
とはフランス南部プロヴァンス地方、
ニースの野菜煮込み料理である
と知ったのは、
私がずいぶん大人になってからだった

初めて小学生の頃に
ラタトゥイユ
と ....
すべてをきおくしている
とのたまう筋肉が鉱石になり地球を今
旅立った
これからのきおくはまかせるぞ
と私に託して

忘れないようにと誓う心は
ガラスキャンバスの水彩絵に似ている

定 ....
 いつかプロトコルを委譲する伝達飼育員が
 アバラをひっくり返して心臓を剥き出す
 なみなみと湛えられた

 骨はつぶれて
 内臓も空っぽで
 血管と皮だけが残った

 血はなくてもあ ....
ウチのオカンがあ .... 気温 29℃
風速 3.1m
湿度 78%





鋼鉄の肌に汗がつたう
夜空をきりとった 明かり窓」からの月光
ウラン235の心臓の鼓動


「「 父さん、ここはひどく蒸 ....
あかぐろい肌をして
山盛りの雲をあおぐ
雨を待つわずかの間に
なんども恋におちる

季節はぎしぎし言う
発情のおわらない猫が
前足で引き留めている
濃緑が
少女を溶かしてしまった ....
場末の神話から時間と空間を引っ張り出して

自分の居場所を作ってはみたたものの
他に追随するものはなく、いつも独りぽっちで、

もちろん光りは射さない

自分のフィールド ....
母が
乳房を膨らませる過程で
ほろほろと
無くしたもの

父が
涙を忘れ去る過程で
ほろほろと
無くしたもの

それは僕です。


光と量子とのけし粒が揺らめく
生暖かい感 ....
ロンドンオリンピックに出るような馬鹿にはなりたくないもんだ


















 ....
光が速度をはやめて
影をうみおとした
次の瞬間 車窓からの景色は、融けあい
流線の模様をなした_


ユ−ラシア・ライト・トレイン
光速の旅は、心地よく
重力抑制された コンパ−トメン ....
逃走と讃美 内側から崩壊する冷泉
機微に触れる没食子 裸体から剥離する
望遠レンズ 深夜にまたたいて
また崩壊する源泉 闘争と酸鼻

図像より言葉で あるいは象徴よりイメージで
その長い闘 ....
刑期を終えて
わたしは芽を吹き返した
太古のシダ生い茂る
たくさんの母の菌糸から
ひとつの胞子として
生き返った

午睡を終えたら
旅立たなければならない
兄弟姉妹と
浮き世の別れ ....
高原漣さんの自由詩おすすめリスト(63)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
黎明、その静かな死を。- 秋葉竹自由詩719-6-4
ズッキーニのスタンス- ブルース ...自由詩8*18-2-28
- 星丘涙自由詩2*17-11-12
ミサイル迎撃- 花形新次自由詩317-8-19
ユアンのばか- 憂希自由詩316-1-23
エレキテル- 赤青黄自由詩2*13-1-10
年末に啖呵をきる- 詩月自由詩112-12-31
アンセリウム- すみたに自由詩112-12-24
昇降機- マチムラ自由詩3*12-12-17
ゆきんこ- umineko自由詩15*12-12-9
三等星- 衣 ミコ自由詩512-12-8
twitter- 葉leaf自由詩512-12-4
私が人を喰らう時- 水瀬游自由詩412-10-27
空の中- シホ.N自由詩212-10-15
Let's_Dance- うずら豆自由詩2*12-9-20
____________夕日のように微笑んで________ ...- ただのみ ...自由詩26*12-9-18
弦月- empty自由詩412-9-18
月の裏側の匂い- yamadahifumi自由詩312-9-17
ラタトゥイユ- 宮前のん自由詩712-8-31
meredi- mizunomadoka自由詩212-8-17
ミミズ千匹- 自由詩112-8-14
し_だけが_逃げない- TAT自由詩512-8-9
テニアンの少年- 月乃助自由詩21*12-8-8
丘の魚- はるな自由詩912-8-4
詩を書く人- ……とあ ...自由詩7*12-8-3
僕です。- 飯沼ふる ...自由詩5+12-8-3
馬鹿にはなりたくない- TAT自由詩212-7-30
4o12- 月乃助自由詩9*12-7-30
生き物たちの墓場- 瀬崎 虎 ...自由詩112-7-25
落ちない胞子- 灘 修二自由詩1+*12-7-24

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