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夜、おしっこに起きたときの
ベランダの外に広がるたぷたぷと波打つ闇や
満員電車でとなりあう
湿った背広のすえた臭いなど

そういうものを
とん、とん、とん、と踏んで

住宅街を俯瞰し
 ....
羽毛時間に起きて
ひとり
立ったまま金色のコーンスープをのむ

おそるおそる
ほどくように
わたしの一挙一動が
いま「この日、この場所」という名の
プロペラになって
ひかりの塵を ....
もうありったけの陰を踏んでしまった
気がつけば空はゆるゆるになっていて
気が狂いそうにやさしい
どのまどろみも平等だった
角のはえた恋人がわたしを映して割れていく
心中みたいなラメが散らばり ....
石田とわさんの平井容子さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もう怖くなくなった- 平井容子自由詩816-4-23
いつかうつくしい日のはなしをしよう- 平井容子自由詩613-10-17
硝子篇- 平井容子自由詩813-3-6

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